アトピー性皮膚炎には、体質や生活環境など様々な要因があるため、回復の過程に個人差があります。強いかゆみを伴い、経過が長い場合は、前向きな気持ちで治療を継続できないこともあります。特に皮膚症状は見た目にも分かりやすいため、こどもにとっても親にとってもストレスになってしまいます。
しかし、アトピー性皮膚炎は気長に治療を続けることが重要です。適切な治療やケアを行うことで、少しずつ症状が改善していきます。掻くことを厳しく注意するのではなく、「掻かなかったときに褒めてあげる」というような、穏やかな気持ちで接することが有効です。ストレスも悪化因子の一つとなりますので、まずは子どもにとって快適な環境を整えましょう。
スキンケアの基本は、皮膚を洗うことで刺激物(汗、皮脂、細菌、アレルゲンなど)をしっかりと落とし、保湿剤や外用薬の塗布を適切におこなうことです。1日2〜3回のスキンケアが望ましいです。
皮膚を洗う際には、よく泡立てた石けんで、もむようにしっかりと全身を洗うことが大切です。しわのあるところは伸ばして、目や耳の周りも丁寧に洗い、石けんが残らないように洗い流します。洗った後は、必ず外用薬や保湿剤を塗るようにします。
保湿剤は皮膚のきれいな状態を維持するために非常に重要です。もし塗布しても症状に改善が見られない場合は、保湿効果が弱い可能性や皮膚に合わない成分が含まれている可能性があります。医師に相談してください。
バランスのよい食生活を心がけましょう。特定の食べ物を食べた後に湿疹が悪くなる場合や、その他のアレルギー症状(じんましん、咳、呼吸困難、腹痛、嘔吐など)がみられるような場合は医師に相談してください。アレルギー検査や、食物除去などが必要になることがあります。
ただし、自己判断で食物を除去したり、離乳食の開始を遅らせたりすることは、栄養の偏りや成長障害を引き起こすばかりでなく、かえって食物アレルギーの発症や悪化の要因となる可能性があるため、まずは医療機関で相談することが重要です。
アトピー性皮膚炎を悪化させる要因として、ダニ・ハウスダスト・カビ・ペットの毛やフケなどが挙げられます。
ダニの多い場所は、布団・カーペット・布製ソファー・ぬいぐるみなどです。家の中はダニにとって快適な環境で、一年中生息しており、生きているダニだけでなくダニの死骸も皮膚症状悪化の原因となります。毎日の掃除が対策の基本です。布団の天日干し・布団乾燥機での乾燥・高密度線維防ダニカバーの使用などが推奨されています。
カビは湿気の多い浴室や台所に多くみられます。よく換気をして、湿気のこもる環境をつくらないことが重要です。エアコンフィルターの掃除もこまめにおこないましょう。
ペットの毛やフケもアレルゲンとなります。ペットを飼っている場合は特にきれいに掃除することが必要になります。
国立成育医療研究センター 教育センター センター長/臨床研究センター 副センター長/臨床研究教育部長(併任)/血液内科診療部長(併任)
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アトピーの悪化
もうすぐ4歳になる息子は1歳くらいからアトピー性皮膚炎と診断され、ステロイドを用いた治療を行ってきました。症状としては、足の甲や膝や肘、背中やお腹が赤く炎症していました。ステロイドを塗ると良くなって、またしばらく経過すると悪くなってを繰り返してきましたが、これまで薬が効かなかったことはあまりありませんでした。 しかし、数週間前よりぶつぶつの発疹が足の甲や手のひら手の甲に見られるようになり、ステロイドを塗っても全く良くなりません。ぶつぶつはどんどん増え、足の甲や手の甲はぶつぶつだらけです。ふくらはぎや腕にも少しぶつぶつが増えてきています。 これまで見てきたアトピーの症状と違うし、薬も効かないため、他の病気も疑ってしまいます。 アレルギー検査は数年前に実施し、ハウスダストとダニでマックスの数値が出ました。 どうにかして改善したいと考えています。どうかアドバイスお願いいたします。
見知らぬ人の排泄物、血液を含む体液に触れたものに汚染された際の感染予防について
拙宅に清掃業者が入り、トイレを清掃した際のことです。 素手を便器内の水が溜まった奥に突っ込み、どこで使用したのか分からないブラシで洗剤を使わず洗い出しました。 その後、ブラシをトイレの床に直接置き、手も洗わずにリモコンを触り、水を流しました。そして、ブラシで濡れた床・便座便器をご自身のタオルで拭い、最後まで手を洗うことなくあちこちに触れて帰りました。 トイレ内、トイレ・玄関のドアノブなどその方が触れたところはできる限りの清掃をしました。泡ハイターや消毒用アルコールで拭き、アイロンの蒸気を当てたり、熱湯をかけたりした箇所もあります。 ですが、一か月経った今でも不安でたまりません。 二歳の幼児がおり、特にこれからトイレトレーニングを始めるところです。 便座便器、床や壁のあちこちを触ってしまいますし、その手で目や口を触ってしまうことを防ぎきれないと思います。 また、アトピー性皮膚炎ぎみでいつも掻いており、手足には小さい傷が絶えません。 その方が触れたところ全てを清掃しきれたのかも疑問です。 このような状態で子供が何かに感染することがあるのではという心配は杞憂でしょうか? 肝炎は? HPVは? 他には? 環境表面でどのくらい感染力があるのか? どのように消毒すればいいのか? 清掃時に着用していた服やトイレなど汚染されたと思われる個所に触れた服は洗濯機で通常通りに洗うだけで良いか(現在熱湯ににつけたのち洗濯しております)、などなど。 色々調べても素人では限界があり、余計に不安が募ってしまい、正直ノイローゼ気味の為、ぜひ知識のある方にご相談したいと思った次第です。 ようやく授かった子のせいか極端に神経質になっているのは承知しております。ただ、私の無知で何かあってはと思うとじっとしてはおれません。 ご見解、ご指導、ご自身のご自宅ならどうするかなど賜りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
赤ちゃんの湿疹について教えてください
生後2ヶ月になったばかりの赤ちゃんの湿疹について教えて下さい。 1ヶ月検診の頃から湿疹ができ始め、現在に至ります。その間良くなったりひどくなったりを繰り返しています。 特に首元、耳の後ろはジュクジュクになりがちです。最近では脇もジュクジュクすることもあります。黄色い液みたいなものが洋服につきます。 赤ちゃんもかゆいのか、最近では抱っこの時に大人の洋服に顔を擦りつけるような仕草もあります。 現在見てもらっている小児科で早く治してあげたいからステロイドなどは使わないのか聞いたところ特に必要ないとの事でした。 知りあいの赤ちゃんはステロイドを処方してもらい2、3日で湿疹がひいたらしく、1ヶ月も良くなったり悪くなったりを繰り返している我が子が可哀想だなと思ってしまっています。 今はアズノールとジュクジュクにはバラマイシンが処方されています。 質問は下記です。 1.一般的にはこの時期の赤ちゃんの湿疹ではステロイドなどはつかわないものなのでしょうか。 2.湿疹を繰り返し、皮膚もただれた感じになっています。時期が来れば落ち着いて来るのでしょうか? 3.赤ちゃんや乳幼児はこうした湿疹を繰り返すものですか? 実は私の例なのですが、外陰部が中学生の頃から痒くどの産婦人科に行ってもカンジダだと言われ続け、毎月痒みを繰り返していました。 ですが、去年妊娠をきにお世話になった病院でこれはカンジダではないと言われリンデロンVgクリームを処方してもらったところ全く再発しなくなりました。 この経験から、赤ちゃんの湿疹も正しく治療すれば繰り返さないのではと思い若干今の小児科に信頼をおけずにいます。かといって小児科をはしごするのもこの時期どうなのかと思い、質問させていただきました。ご意見頂けますと幸いです。よろしくお願いします。
乳児湿疹について教えてください
乳児湿疹とアトピーのちがいについておしえてください。 生後1ヶ月(もうすぐ2ヶ月)の息子ですが、湿疹がなかなか治りません。 お風呂で清潔を心がけて少し良くなったのですが、泣いたり汗をかいたりするとすぐに湿疹ができてしまいます。 最初は顔だけだったのですが、だんだん下降して体と手に湿疹ができ始めました。 特に首と耳の後ろは酷く、じゅくじゅくしていた為小児科でバラマイシンを出してもらいました。その後少し良くなりましたが、特に首は湿疹がそこそこ多い状態です。 そのほかの箇所はアズノールを使用しています。 質問は下記です。 1.良くなったりぶり返したりを繰り返していますが、おちつくものでしょうか? もしくはすでにアトピーでしょうか? 2.このままアトピーになってしまうこともあるでしょうか?対策やケア方法があればおしえてください。 3.ステロイドはなをんとなく怖いイメチェンなのですが。な処方してもらった方がよいのでしょうか? ちなみに、私は肌は強くはありませんがアレルギー体質ではありません。 主人は、猫アレルギー、鼻炎、花粉症、喘息(幼少期)、アトピー(幼少期)です。 ご意見よろしくお願いします。
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