ふぁぶりーびょう

ファブリー病

最終更新日:
2020年06月22日
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2020/06/22
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症状

ファブリー病は、その多様な臨床症状から、古典型 (男性)、遅発型 (男性)、女性患者の三つに分類されます。

古典型ファブリー病の場合、学童期に発症し、加齢に伴いグロボトリアオシルセラミドの蓄積が進み、症状が重症化していきます。初期には、手足の鋭い痛みや感覚異常、汗をかきにくい、毛細血管拡張、おなかやお尻、陰部の赤紫色の発疹(被角血管腫) 、頻回の腹痛や下痢などの消化器症状などが見られます。

そのまま放置すると、20歳代より腎機能が障害されてタンパク尿が見られたり、視力は保たれるものの角膜の混濁が見られたりします。30~40歳代では、腎機能障害が進んで腎不全に至る場合や、脳梗塞脳出血などの脳血管障害心肥大不整脈弁膜症などの心機能障害が現れ、生命を脅かすことがあります。

遅発型ファブリー病は、古典型に比べ発症年齢が遅く、古典型に特徴的な症状は認められません。症状は、心臓もしくは腎臓といった一部に限局して現れます。

女性患者の場合、軽症の人から重症の人までおり、そしてその症状は個人によってさまざまです。

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