たたいにんしん

多胎妊娠

最終更新日:
2024年11月25日
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2024/11/25
更新しました
2017/04/25
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症状

多胎妊娠では、単胎妊娠と比較してつわりが強く現れやすいほか、子宮が大きくなっていく速度が早いことなど、さまざまな症状が現れやすい傾向があります。また、骨盤に負担がかかるために腰が痛くなったり、血流の悪化によるこむら返りや足に静脈瘤(じょうみゃくりゅう)が発生したりすることもあります。そのほかにも便秘や頻尿、出産後の妊娠線に悩まされる方も多くみられます。

注意すべき合併症

単胎妊娠と比較して、合併症が起こりやすいことにも注意が必要です。もっとも頻度の高い合併症として早産が挙げられます。多胎妊娠では単胎妊娠のおよそ9倍早産が起こりやすいといわれています。早産は母体だけでなく胎児の予後にも大きく影響するため、出産前からしっかりと管理する必要があります。

そのほか、妊娠糖尿病妊娠高血圧症候群、HELLP症候群、胎児発育不全、胎児形態異常、子宮内胎児死亡、血栓症などのリスクも高くなります。

一絨毛膜一羊膜双胎は特に注意

2人の胎児が1つの胎盤と羊膜を共有している一絨毛膜一羊膜双胎では、胎児への栄養供給バランスが乱れてしまうことにより、胎児の予後に大きな影響が生じる恐れがあります。胎児一人ひとりが羊膜に包まれていないため、互いのへその緒が巻きつきやすく(臍帯相互巻絡(さいたいそうごかんらく))、胎児の命に関わるリスクとなり得ます。

これらの観点から、一絨毛膜一羊膜双胎の場合にはより慎重な管理や治療、計画的な帝王切開での出産などが検討されることが一般的です。

実績のある医師

周辺で多胎妊娠の実績がある医師

国立成育医療研究センター 産科医員

おがわ こうへい
小川先生の医療記事

5

内科、アレルギー科、血液内科、リウマチ科、外科、心療内科、精神科、神経内科、脳神経外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科、矯正歯科、小児歯科、麻酔科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、免疫科

東京都世田谷区大蔵2丁目10-1

小田急線「成城学園前」南口 バスの利用も可能(所要時間約10分 小田急バス/東急バス 国立成育医療センター前下車 徒歩1分) 車5分、東急田園都市線「用賀」成城学園前駅行 国立成育医療センター前下車 徒歩1分 バス15分

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