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インタビュー

尖圭コンジローマの原因

尖圭コンジローマの原因
尾上 泰彦 先生

プライベートケアクリニック東京 院長

尾上 泰彦 先生

尖圭コンジローマは性感染症の中でも比較的頻度が高く、皮膚科医の日常診療においてよくみられる疾患です。尖圭コンジローマにはイボ以外の自覚症状がなく潜伏期間が長いので、性感染症と気づかない患者さんがいる一方で、インターネットなどで知識を得て尖圭コンジローマと思い込んで受診する方もしばしばいます。

今回は尖圭コンジローマの原因について、臨床経験豊富な尾上康彦先生にご紹介していきただきます。

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって生じるイボの一種です。人間の身体にできるほとんどのイボはHPVが原因で生じ、現在150種類ほど確認されています。 HPVは遺伝子の型によってがんなどの悪性化する可能性がある「ハイリスク型」と「ローリスク型」に分けられます。

HPV16型と18型は「ハイリスク型」で、子宮頸がん陰茎がんを引き起こす可能性があります。一方で、尖圭コンジローマは良性で6型と11型の「ローリスク型」が原因です。

尖圭コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)は、主に感染者との腟性交やアナルセックス、スキンシップなどの性的行為でうつり、患者の大部分は性的行為を活発に行う若い世代に多く見られます。

尖圭コンジローマはイボが出ない無症状の場合も多々あります。症状があらわれていなかったとしても、ヒトパピローマウイルス(HPV)を保有している方と性的行為を行ってしまうと感染してしまいます。尖圭コンジローマに感染している方と性的行為を行った場合、60〜70%以上の確率で感染すると言われています。なおヒトパピローマウイルス(HPV)は皮膚や粘膜にできた小さな傷から侵入し感染するので、性的行為以外でも感染者との接触で感染することもあります。

まれな例ですが、幼児が両親や医療従事者との接触により感染し尖圭コンジローマを発症することもあります。ほかにも分娩時に妊婦から赤ちゃんに感染し発症し、喉にイボができる多発性喉頭乳頭腫を引き起こす場合もあります。

感染してからイボが生じるまでに数週間から8ヶ月かかるため、潜伏期間がとても長いことが尖圭コンジローマの特徴としてあげられます。セックスパートナーが複数いる方の場合、誰からうつされたのか分からず感染の原因がわからないということが往々にしてあります。

尖圭コンジローマの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)は性器周辺に潜伏することもあるために、コンドームの使用のみで完全に予防することは難しいといわれています。しかしヒトパピローマウイルス(HPV)感染の可能性は大幅に減らすことができるので、パートナーとの性交時にはコンドームの使用を心がけるようにしましょう。

もちろん、尖圭コンジローマが発生している場合は、すべての性的行為を行ってはいけません。

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