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インタビュー

公開日 : 2016 年 05 月 11 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

子どもの骨折における受診のポイントと応急処置

子どもの骨折は大人の骨折と異なり、不完全な折れ方をしやすいという特徴があります。子どもの骨折について、東京都立小児総合医療センター救命集中治療部救命救急科の萩原佑亮先生にお伺いしました。

子どもの骨折と大人の骨折の違い

子どもの骨は成長途中であるため、大人に比べて軟らかいという特徴があります。そのため、大人の骨折のように一直線には折れません。子どもが骨折した場合、若木骨折(骨の膜の内側で、筋状にひびが入る)などの不完全な損傷になることが多いと知られています。レントゲンを撮っても骨折の様子が見えなかったり、見逃されやすい傾向にあったりします。

また、最も多い子どもの骨折は、転んだときに手をついて起こる上腕骨顆上骨折(肩から肘を結んでいる上腕骨の骨折)というものです。

子どもが骨折しやすい場面はどのようなところ?

手足の骨折の場合、一番多い場面は、遊具や自転車からの転落をはじめとした事故です。また、赤ちゃんが転倒・転落した場合は、鎖骨(喉から肩にかけてを結ぶ骨)骨折も多くみられます。

子どもの骨折を疑う症状とは?

・激しい痛みがある、触ると痛がる

・動かせない

・皮膚の一部がひどく腫れている

・皮膚が変色している

・腕や足に力が入らない

・腕や足の向きがおかしい

これらの症状がある場合は、骨折を疑い病院を受診しましょう。

また、赤ちゃんや乳幼児の場合は、自分で症状を訴えられません。赤ちゃんや乳幼児が骨折したときは、以下のような兆候がみられます。

・体の一部を動かそうとしない

・体を一定方向に向けるときのみ泣く

・寝かせたり抱き上げたりするときに大泣きする

これらが該当した場合、骨折を疑うことがあります。

子どもの骨折で危険なケースは?

骨が皮膚を突き破ってしまっている場合や、皮膚が損傷して下にある骨が見えてしまっている場合(開放骨折といいます)は、細菌が骨に感染する恐れがあります。また、骨折箇所の先にある手先・指先や足先などが動かない場合は、血液の流れや神経が障害されている可能性があります。このような場合は、早急に病院へ行きましょう。

個人的には、骨が大きく変形してしまった場合や体を動かしてよいのか迷う場合は、救急車を呼んでも問題ないと考えます。

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