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インタビュー

公開日 : 2017 年 09 月 13 日
更新日 : 2017 年 09 月 28 日

子どもが成長して言葉を使い始めるころ、ひとり言が多い、会話が一方的になるといった傾向が目立つようになる場合があります。こうした特徴は成長するにつれて目立たなくなることもあるのですが、特徴が強すぎることで対人関係の構築が難しくなってくる場合には自閉症と診断されます。

子どもの自閉症では具体的にどのような症状があらわれ、診断は何歳からできるのでしょうか。本記事では、自閉症の診療に詳しい信州大学医学部附属病院 子どものこころ診療部 部長の本田秀夫先生にお話を伺い、子どもの自閉症の特徴や診断についてご解説いただきました。

自閉症とは? 定義や分類・重症度

親子

自閉症は生来性の脳の機能の異常が原因と想定される発達障害です。

典型的な自閉症では下記の3つの特徴的な症状がみられます。

  1. 相互的対人関係の異常
  2. コミュニケーションの異常
  3. 限局し、パターン化した興味や活動

自閉症は、かつてはまれにしかみられない重い障害と考えられていました。人から話しかけられても相手にしない、目をあわせないといった対人関係やコミュニケーション上の障害を持ち、まるで自身のなかの殻に閉じこもってしまったような特徴を示すとされていました。しかし1970年代後半以降からは、そうした典型的な重度の自閉症だけではなく、多少は返答することはできるがコミュニケーションがうまく成り立たない状態なども自閉症の仲間に含めようという考え方が広まってきました。

そして2013年、米国精神医学会(APA)より発表された新しい診断基準(DSM-5)では、典型的で重症とされる自閉症から、比較的自閉症の特徴が軽い状態までを含めて、自閉症の特徴を示すために共通の困難を抱える人々を捉える枠組みとして、「自閉スペクトラム症」という診断名が設けられました。そのため現在では自閉スペクトラム症というよび方が一般的となってきています。

自閉症の子どもの症状や行動とは?

自閉症の子どもではこのような特徴がみられます。

・他の人から話かけたときの反応が自然ではない

 (他の人からの反応が極端に悪くなるなど)

・決まったフレーズを繰り返す、ひとり言を話す、身振りなどをうまく使えない

・特定のものへのこだわりや没頭が非常に目立つ  など

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