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内視鏡検査で分かる病気とは? 菊名記念病院消化器内科の取り組みを紹介

内視鏡検査で分かる病気とは? 菊名記念病院消化器内科の取り組みを紹介
花村 祥太郎 先生

菊名記念病院 消化器内科 部長

花村 祥太郎 先生

目次
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内視鏡検査に特に力を入れている、菊名記念病院消化器内科。今回は内視鏡検査をテーマに、検査で分かる病気や、検査を受けるタイミング、菊名記念病院消化器内科の取り組みなどについて、菊名記念病院 消化器内科 部長 花村 祥太郎(はなむら しょうたろう)先生にお話を伺いました。

内視鏡検査には、上部消化管内視鏡検査下部消化管内視鏡検査があります。上部は口から内視鏡スコープを入れ、食道、胃、十二指腸を調べる検査です。対して下部は肛門(こうもん)から内視鏡スコープを入れ、大腸を調べる検査です。

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提供:PIXTA

上部消化管内視鏡検査で発見することが多い病気は逆流性食道炎です。逆流性食道炎とは、胃酸などの胃の内容物が食道に逆流し、食道が炎症して胸やけなどが生じる病気です。ほかにも、胃がん食道がん胃潰瘍(いかいよう)(胃の粘膜が傷つき、深くえぐれた状態)などを見つけることができます。このように、上部消化管内視鏡検査は、胃などの消化管に関わる気になる症状の原因を突き止めて治療を始める第一歩となります。

対して、下部消化管内視鏡検査では大腸の腫瘍(しゅよう)や炎症の有無を調べます。大腸がんや、その前段階のポリープ、潰瘍性大腸炎クローン病などの炎症性腸疾患(腸に炎症が生じ、下痢や腹痛などを引き起こす慢性的な病気)などを見つけることができます。

上部消化管内視鏡検査のタイミングと頻度

胃がん検診は50歳以上を対象に、2年に1回受けることが推奨されていますが、胃がんは40歳を過ぎると徐々に罹患者が増え始めるため、胃がんを専門的に診療している医師としては、40歳あたりで一度上部消化管内視鏡検査を受けるとよいと思っています。そして、日本人の胃がんの98%がピロリ菌と関連しているため、ピロリ菌の感染がなければ2年に1回、感染経験があれば1年に1回程度の頻度で検査を受けるとよいでしょう。

下部消化管内視鏡検査のタイミングと頻度

下部消化管内視鏡検査も40歳くらいで一度受け、問題がなければ3年に1回程度の頻度で定期的に検査を受けることをおすすめします。当院では、ポリープを切除した方やがんがあった方に対しては、翌年も検査を受けるようにすすめています。

なお、初回の下部消化管内視鏡検査で見つかったポリープの数や大きさによって、次回の検査の推奨時期が異なります。また、40歳以上の方には大腸がん検診の受診がすすめられており、危険因子がある方には、下部消化管内視鏡検査を受けることがすすめられています。危険因子には、年齢(50歳以上)、家族歴(家族に大腸がんになった方がいる)、高カロリーな食事、肥満、過度の飲酒や喫煙が挙げられます。大腸がん検診は便の検査によって行うことが推奨されており、対象年齢は40歳以上、推奨間隔は年に1回となっています。

早めに内視鏡検査を行う重要性

胃がんの場合、ある程度まで進行していると手術で胃を切除する必要があります。残った胃が小さいほど食事は不便になり、手術をするとお腹の動きや胃の流れが悪くなることも多いことから、胃を切除せずに済む内視鏡的切除ができるとよいと思っています。そのためには、早期のうちにがんを発見する必要があります。つまり、早くから内視鏡検査を始め、定期的に検査を受けることが大事です。

このように、早めに検査を受けることで早期発見につなげ、少しでも体への負担の少ない治療が実施できるというのが理想だと思います。

MN
内視鏡センター

私たちは、身近で気軽に受診できる“かかりつけ医”のような役割を担ったり、定期的な検査や継続治療が必要な患者さんを担当したり、どのような診療にも対応できる体制を整えています。患者さんを第一に考え、専門的な検査や治療を終えた後も引き続き通院したいというご希望がある場合には、できる限り当院で診療を継続できるように心がけています。

特に内視鏡検査に注力

当科では、特に内視鏡検査に力を入れています。外来受診から3日以内に検査の予約が入れられるように努めており、早急な内視鏡検査や治療が必要な場合は、緊急内視鏡検査も行っています。

また、人間ドック・健診部との連携により、健康診断人間ドックにおける内視鏡検査や、横浜市胃がん検診の内視鏡検査にも対応しています。2020年の検査件数は、上部消化管内視鏡検査が2,420件、下部消化管内視鏡検査が1,075件となっています。

苦痛の少ない検査の提供を目指して

内視鏡検査には苦痛を伴うイメージがあるかもしれません。しかし、当科では鎮静剤(静脈麻酔薬)などのお薬を使ったり、内視鏡を専門としている高い技術を持ったスタッフが実施したりすることで、できるだけ苦痛の少ない検査を提供することを目指しています。

患者さんが内視鏡検査の受診から遠ざからないよう、「こんなに負担が少ないなら毎年受けてもいいかな」と思っていただける検査の提供に努めています。

先方提供
内視鏡検査室

丁寧な問診と感染症対策

検査を安全に行うために、検査前に患者さんの状態を十分に把握することに努めています。たとえば検査前は食事を抜いてもらう必要がありますが、糖尿病の患者さんが食事をしないまま普段と同じように薬を飲んでしまうと、低血糖が起こることがあります。そのため、検査の前にはしっかりと診察をして、持病や服用している薬の確認を行っています。

また、新型コロナウイルス感染症の流行下においては対策として、内視鏡室の換気をしたり、検査の間隔を空けて待合室の混雑を避けるように配慮したりしています。なお、熱がある患者さんで緊急の検査は必要ないと判断された方には、検査の日程を調整して改めて受診していただく場合があり、緊急性が高い患者さんで新型コロナウイルス感染症の検査が陰性であれば内視鏡検査を行うなどの対応をしています。

先方提供
待合室

次回の検査を忘れずに受けられる仕組み

ピロリ菌の除菌治療が終わった患者さんについては、1年後の内視鏡検査をおすすめしています。1年後の検査を忘れないように、患者さんのお手元に病院からの通知が届くシステムになっているのも特徴です。

当科では、逆流性食道炎といった良性の病気から、がんのような悪性の病気まで幅広く対応しています。その中で、外科とも密にコミュニケーションが取れる環境が整っており、週に一度はカンファレンスをして情報共有しています。それ以外のタイミングでも、必要に応じて患者さんの情報を共有し合ったり、治療をお願いし合ったりして、スムーズな治療につなげています。

私たちの仕事は、患者さんの痛みや苦しみといった訴えを解決することだと考えています。悩みがあれば受診をしていただき、患者さんのお話を聞くことで、解決の手助けができればよいと考えています。

その中で、がんのような大きな病気が見つかった場合は、患者さんが納得のいくまで説明をして不安を取り除くこと、患者さんのお気持ちに寄り添いながら治療することを心がけています。気になる症状がある場合や、検査を受けたい場合は気軽にご受診ください。

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