検査・診断
不妊症の原因は多岐にわたるため、さまざまな検査を行って原因を突き止めます。
女性が行う検査
女性の場合には、主に内診、経腟超音波検査、子宮卵管造影検査、ホルモン検査、フーナー検査が行われます。
内診や経腟超音波検査では子宮内膜症、子宮筋腫などの有無を確認し、子宮卵管造影検査では子宮の形態や卵管の通過性などを調べます。ホルモン検査では、甲状腺機能や脳下垂体や卵巣からバランスよく十分なホルモン分泌がされているかを調べます。
フーナー検査は性交後に実施する検査で、もっとも妊娠しやすい排卵日近くに性交し、翌日女性の子宮頸管粘液を採取して粘液中に精子が侵入できているかを確認します。
男性が行う検査
男性不妊に対しては精液検査が行われます。一般的には2~7日間禁欲した後にマスターベーションで精液を採取し、その精液から精子の数や運動率などを調べます。
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