高血圧症
- 同義語
- 高血圧
- 国際医療福祉大学 大学院医学研究科(循環器内科学)教授、国際医療福祉大学 福岡薬学部 教授、医療法人社団 高邦会 高木病院 院長補佐、高血圧・心不全センター外来担当
- 岸 拓弥 先生【監修】
- 一般社団法人 日本循環器協会【監修】
治療
高血圧は多くの場合、日常生活の乱れが原因となるため、生活スタイルの是正をすることが大切です。適度な運動や塩分を控えた食事、禁煙、適正体重の維持などを心がけます。
こうした生活スタイルの調整を行っても血圧が改善しない場合には、降圧剤を用いた血圧の管理が行われます。降圧剤には、アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬やアンギオテンシン受容体拮抗薬(ARB)、カルシウム拮抗薬、利尿剤などがあります。
なお、年齢や糖尿病などの合併症により降圧の目標血圧は異なります。
高血圧は無症状で経過することが多いために放置されがちですが、合併症を予防するためにも早期から意識し治療を行うことが重要です。
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高血圧症と関係する意外な病気とは?
監修:愛知医科大学 皮膚科学講座 教授 渡辺 大輔先生
高血圧症などの基礎疾患がある方は、その病気がない方と比べて、発症リスクの高くなる病気があります。その一つが“帯状疱疹”です。帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)と同じウイルスによって起こる皮膚の病気です。
水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染すると水痘(水ぼうそう)を発症します。治った後もウイルスは症状を起こさない状態で体内に潜んでいます。そして、加齢、疲労、ストレスなどによって免疫機能が低下して、ウイルスが再び活動、増殖しはじめると、帯状疱疹を発症します。
日本では成人の約9割が体内に帯状疱疹の原因となるウイルスを持っていると考えられており、高血圧症などの基礎疾患があると発症リスクが高まるといわれています。
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