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超高齢社会で増加を続ける心不全 その原因とは?

疾患啓発(スポンサード)

最終更新

2018/09/18

2018 年 09 月 18 日
更新しました
2018 年 07 月 26 日
掲載しました
超高齢社会で増加を続ける心不全 その原因とは?
中島 敏明 先生

獨協医科大学病院ハートセンター 教授

中島 敏明 先生

目次
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心不全とは、何らかの原因で心臓のポンプ機能が低下し、血液循環が悪化することで、さまざまな症状があらわれる状態です。65歳以上の人口が約3割を占める超高齢社会となった日本では、心不全の患者数が年々増加しています。(2018年時点)心不全とは、どのような原因で起こるのでしょうか。獨協医科大学の中島敏明先生にお話を伺いました。

心不全とは?

心臓のポンプ機能が低下し、さまざまな症状があらわれる状態

心臓は、血液を全身に送るポンプの役割を担っています。心不全とは、何らかの原因で心臓のポンプ機能が低下し、血液循環が悪化することで、さまざまな症状があらわれる状態をさします。

心臓から送り出された血液には酸素が十分に含まれており、その血液は動脈を伝わって脳や主要な臓器など全身に運ばれます。血液は、全身に酸素と栄養を運んだあと、静脈を伝わって心臓に戻ります。そしてで酸素を受け取り、さらに心臓へと酸素を運びます。このように全身の血液は循環しているのです。心不全になると、全身の循環が不良になります。

血液循環

大きくわけて「急性心不全」と「慢性心不全」がある

心不全には、大きくわけて「急性心不全」と「慢性心不全」があります。

急性心不全

急性心不全とは、心臓のポンプ機能が急激に低下し、短期間に症状があらわれる状態をさします。数分から数時間、あるいは数日といった期間で症状があらわれ、軽症から重症まで幅広いです。急性心不全は短期間で急激に症状が悪化することから、命にかかわるケースもあります。

慢性心不全

慢性心不全とは、症状の程度を問わず、数か月から数年という長期間にわたり、心臓のポンプ機能が低下し症状があらわれる状態をさします。

急性心不全と慢性心不全は別の病気ではなく、交互に起こる

急性心不全と慢性心不全の違いを説明しましたが、これらはまったく別の病気ではなく、同じ患者さんに交互に起こることがあります。

たとえば、「急性心不全」で急激に心機能が低下すると、通常は入院が必要です。治療によって症状が回復すると「慢性心不全」の状態となります。慢性心不全は、風邪や過度のストレス、貧血、治療の中断などを原因として急性増悪(きゅうせいぞうあく)(急激に状態が悪化すること)し、急性心不全を発症することがあります。このように急性心不全と慢性心不全を繰り返すことで、徐々に心機能が低下していきます。

心機能ー時間

心不全の患者さんは増えているの?

年々増加しており、2030年には130万人にのぼると予測されている

厚生労働省の発表によると、心不全の総患者数は年々増加しています。さらに、2030年には心不全の患者数が130万人にのぼると予測されています。このような背景には、人口の高齢化や生活習慣病などの増加があるとされており、今後ますます高齢化が進むなかで、「心不全」は注目すべき病気といえるでしょう。