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リンパ浮腫
リンパ浮腫とは、リンパ管の流れが悪くなることで起きる手足のむくみのことです。 心臓からおくりだされた血液は身体へ染みわたった後に、静脈とリンパ管を通って心臓へと戻ります。このリンパ管は、水...
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リンパ浮腫(りんぱふしゅ)

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
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2017 年 04 月 25 日
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概要

リンパ浮腫とは、リンパ管の流れが悪くなることで起きる手足のむくみのことです。

心臓からおくりだされた血液は身体へ染みわたった後に、静脈とリンパ管を通って心臓へと戻ります。このリンパ管は、水分やタンパク質の成分を一日で約2〜3リットルを運ぶといわれています。

しかし、なんらかの障害によりリンパ管が機能低下、もしくは機能以上に液体が存在すると、心臓まで運びきれない部分がでてきます。これが腕や足に溜まり、むくみ(浮腫)となると、リンパ浮腫と呼ばれるようになります。

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原因

リンパ浮腫は、大きく一次性と二次性に分けられます。

一次性の原因

一次性の原因は、生まれつきリンパ管の機能が弱い、という先天的なものです。一次性の場合、子どもの頃からむくみがでる方が多いですが、30歳代でむくみがでる方もいらっしゃいます。

二次性の原因

二次性の原因は、がん、がんの治療、手術や怪我などによるリンパ管・リンパ節の切除、放射線治療、感染症、炎症性疾患、肥満、薬などが挙げられます。

リンパ浮腫はがんの治療と密接に関係しています。たとえば、乳がんの手術の際に、転移しやすい腋窩リンパ節も一緒に切除した場合、その腕のリンパの流れが悪くなりリンパ浮腫が生じやすくなります。

また、子宮がんを手術する際に、周囲のリンパ節をとると、足から戻ってくるリンパの流れが悪くなり、足にリンパ浮腫が生じやすくなります。

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症状

リンパ浮腫の主な症状として、足や腕などのむくみが挙げられます。片側だけ腫れることもあれば、両側が腫れることもあります。乳がんの術後では片側に起きますが、子宮がんの術後では片側のみの場合と両側の場合があります。

重さやだるさを感じ、ひどくなると日常生活に支障をきたすようになります。また、皮膚が弱くなり、皮膚に潰瘍や感染症などの合併症を起こすこともあります。

リンパ浮腫を起こすと、リンパ液の流れが悪くなってしまいます。そのため、虫刺されや小さな傷から細菌に感染するだけで、腕や脚全体に炎症が広がり、蜂窩織炎(ほうかしきえん)を合併することがあります。蜂窩織炎にかかると、疲労したときなどに突然体全体の発熱と手足の発赤が出ることがあります。

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検査・診断

リンパ浮腫は、むくみにいたるまでの経緯を患者さんから聞き、診察で判断します。リンパの流れの悪いところなどを正確に把握するため、リンパシンチグラフィーや、最近ではICG蛍光色素注入法によるリンパ還流機能評価法を行うこともあります。

治療

リンパ節を切除したためにリンパの流れが悪くなっているケースでは完治は難しく、むくみを減らし、日常生活に支障が出ないことを目標に治療を行います。治療としては、複合理学療法としてストッキングによる圧迫療法を早期から始めることが重要です。

重症度や状態によっては、溜まったリンパ液を静脈に直接戻すためのリンパ管静脈バイパス手術を検討します。この手術はむくみが発生したら、できるだけ早期に行うほど完治率が高いとされています。

重症リンパ浮腫に対してはリンパ節・リンパ管移植とバイパス手術を組み合わせる方法も実施され始めています。

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