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インタビュー

副鼻腔炎とは

副鼻腔炎とは
西池 季隆 先生

大阪労災病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 部長、大阪大学 医学部 臨床教授、徳島大学 非常勤講師

西池 季隆 先生

大阪労災病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科部長の西池季隆先生は、内視鏡下耳科・鼻科手術における第一人者として、副鼻腔炎鼻中隔弯曲症慢性中耳炎耳硬化症などの内視鏡手術に日々取り組んでおられます。今回は内視鏡下耳科・鼻科手術のメリットや手術の実際についてお話をおうかがいしました。

「鼻腔」とは顔で見えている鼻の穴の中のことをいいます。この鼻腔のまわりにある骨で囲まれた空洞部分を「副鼻腔」と呼びます。目頭の内側にある「篩骨洞(しこつどう)」、その奥にある「蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)」、目の下にある「上顎洞(じょうがくどう)」、額の裏にある「前頭洞(ぜんとうどう)」に分かれており、左右それぞれに4個、計8個あります。

副鼻腔が炎症を起こして発症するのが副鼻腔炎です。鼻づまり、粘り気のある鼻汁、のどに鼻汁が流れる後鼻漏(こうびろう)のほか、たんやせきが出て、においがしなくなることもあります。炎症が進むと痛みを伴うことがあり、鼻茸(はなたけ)ができることがあります。

副鼻腔炎には「急性副鼻腔炎」と「慢性副鼻腔炎」があります。 

風邪やインフルエンザに伴って細菌やウイルスに感染して発症するのが「急性副鼻空炎」です。鼻水や咳のほか、粘膜が腫れて鼻づまりを起こします。頭痛や顔面痛などの痛みが生じることもあります。症状が自然に治まってしまうことも多くありますが、ひどくなって慢性副鼻腔炎へと進行することもあります。

なかなか風邪が治らないと感じたら「副鼻腔炎」を疑ってもよいでしょう。

副鼻腔炎の状態が数カ月続いて慢性化すると、副鼻腔と鼻腔のつなぎ目の部分が腫れ、副鼻腔内にたまった分泌物や膿などが外に出せなくなります。これが「慢性副鼻腔炎」です。鼻づまりが続き、膿のような鼻汁がたまる状態が続きます。体がだるかったり、頭が重く感じたり、においがしなくなる嗅覚障害になることもあります。

慢性副鼻腔炎の主因は、細菌やウイルスの感染によるものです。咽頭炎扁桃炎から発症するほか、重度のアレルギー性鼻炎の後に起こる場合があります。

眼の下にある「上顎洞」に虫歯による膿の傷が及んできて、慢性副鼻腔炎を発症することもあります。細菌や真菌に感染して炎症がさらにひどくなる場合もあります。鼻腔を縦に通っている中央の仕切りを「鼻中隔」と呼びますが、そこが曲がっている「鼻中隔弯曲症」の人は鼻粘膜に炎症が起こりやすく、副鼻腔炎が起こりやすくなります。

検査方法には、直接細菌を取り出して検査する方法と画像診断の二種類あります。

まず、鼻鏡や内視鏡などを使って、鼻水の量や状態、粘膜の腫れ具合、鼻ポリープがあるかどうかを調べます。細菌検査では、鼻の穴の中から上顎洞に針を刺したり、鼻の穴の中やのどの奥の分泌物を細長い綿棒や吸引装置を使って取り出したりするなどして、そこに含まれる細菌の種類を調べます。

次に画像診断です。レントゲン検査によって、副鼻腔内に鼻水がたまっている状態かどうかが確認できます。CT検査やMRI検査を行うと炎症の場所や範囲、程度などがより詳しくわかります。

 

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