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原因や種類の異なる肺がんの基礎、診断および治療選択の方法
予後不良ながんのひとつとして知られる肺がんは、喫煙や遺伝子変異などさまざまな原因によって発症します。がんの発生箇所やがん細胞の性質によって進行速度や有効治療法が異なるため、それぞれのがんに適した...
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公開日 : 2019 年 02 月 01 日
更新日 : 2019 年 03 月 25 日

原因や種類の異なる肺がんの基礎、診断および治療選択の方法

目次

予後不良ながんのひとつとして知られる肺がんは、喫煙や遺伝子変異などさまざまな原因によって発症します。がんの発生箇所やがん細胞の性質によって進行速度や有効治療法が異なるため、それぞれのがんに適した治療法を考えることが大事です。NHO東京病院は、結核療養所として発展した清瀬病院を前身とし、結核を含めた呼吸器疾患の治療に力を注いでいます。肺がんに対しては、呼吸器内科と呼吸器外科、放射線科、リハビリテーション科などが連携して、診療します。合併症を抱える患者さんにも、積極的に治療介入を行っています。呼吸器センター部長の田村厚久先生に、肺がんの基礎情報、診断法および治療の選択についてお話しいただきました。

肺がんなどの固形がんはどのように発生するのか

肺がんについてお話しするにあたり、まずはがん細胞がどのように体内で増殖していくかをご説明します。

人の体は約60兆個の細胞で構成されており、日常的に私たちの体内では細胞の変異や分裂が繰り返されています。正常な過程で起こる細胞の増殖は一定範囲内にとどまり、周りの組織に浸潤したり、組織を破壊したりすることはありません。しかし、何らかの原因で、本来のはたらきを失った細胞が、ほかの組織を破壊しながら、正常な範囲を超えて増殖することがあります。この状態にある細胞を一般的にがん細胞と呼んでいます。

肺がんの基礎情報―肺の構造と肺がんの分類―

肺がんとは、肺胞と気管支の部分に発生するがんの総称です。がん細胞の形や大きさ、性質によって、非小細胞肺がん(扁平上皮がん、腺がん)と小細胞肺がんに分類されます。

肺の構造
肺の構造

腺がん―成長速度が遅く手術治療が可能

腺がんは肺の奥側にある肺胞に発生します。がん細胞の成長速度は遅く、緩やかに進行します。日本の腺がん患者さんの半数以上は、遺伝子異常が原因とされています。腺がんには、記事2『肺がんの薬物療法(免疫療法・分子標的治療など)』でご紹介する分子標的治療薬による治療の効果が期待されます。

扁平上皮がん―特徴的な症状あり、喫煙者は要注意

扁平上皮がんは喫煙が大きな発症リスクのひとつとなる肺がんです。通常は肺の入り口付近(肺門)や中心部に発生し、CTやレントゲンなどの画像診断では病変の確認が難しいため、発見されたときにはかなり病期が進行してしまっている場合も少なくありません。また、扁平上皮がんの患者さんの肺は、喫煙によってダメージが蓄積しているため、手術治療が困難なことがあります。

一方、扁平上皮がんは、血痰などの痰の症状が早く出やすいという特徴があります。この特徴を扁平上皮がんの早期発見につなげるため、喫煙者でハイリスク群※に該当する方が肺がん検診を受ける際は、喀痰細胞診を追加することが、肺がん診療ガイドラインで推奨されています。

ハイリスク群の定義は、「50歳以上で喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が600以上」または「40歳以上で6ヵ月以内に血痰のあった方」です。喫煙指数は、「1日に吸うタバコの平均本数」×「喫煙年数」で計算されます。(例:1日紙たばこ30本を20年喫煙している場合=喫煙指数は600となり、ハイリスク群に該当。)

小細胞肺がん―進行が速い予後不良の肺がん

小細胞肺がんは肺の入り口付近に発生するタイプの肺がんで、扁平上皮がんと同様に喫煙との関係性が指摘されています。非小細胞肺がんに比べて、小さながん細胞が密集しているため、がん細胞の増殖速度が非常に速く、転移しやすいことが特徴です。

小細胞肺がんは、肺がんの中でも予後が悪く、発見された時点で転移を起こしていることが多いため、通常は薬物療法や放射線療法を中心にした治療が選択されます。

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国立病院機構東京病院呼吸器センターにて、多様な専門分野を有する呼吸器外科・呼吸器内科・放射線科などの医師たちを取りまとめる。他科との密接な連携によって、肺がんをはじめとしたあらゆる呼吸器疾患に対して医療を提供している。

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