新型コロナウイルス感染症特設サイトはこちら
こうしけっしょう

高脂血症

最終更新日
2018年06月28日
Icon close
2018/06/28
掲載しました。

概要

高脂血症とは、総コレステロールや中性脂肪など、血液中の脂質の値が異常を示す状態です。現在では「脂質異常症」という病名に包括される疾患概念です。

高脂血症は、放置することで重篤な健康被害をもたらす危険性があります。高脂血症と関連性が強いものとして代表的なのが動脈硬化です。動脈硬化が進行することで、心筋梗塞脳梗塞などの病気を発症することがあります。

原因

運動不足や脂分の多い食事の摂取など、生活習慣の乱れを通して発症することが多いです。また、ステロイドや経口避妊薬などの薬剤に関連して発症することがあります。

その他、ネフローゼ症候群糖尿病、閉塞性黄疸、甲状腺機能の異常などを原因として発症することもあります。脂質代謝に関わる遺伝子異常を原因として発症する家族性高コレステロール血症などの遺伝病も知られています。

症状

血液中の脂質成分が高いことそのもので生じる自覚症状は基本的にはなく、血液検査で異常を指摘されることで病気の存在を知ることが多いです。

自覚症状が出現しにくい高脂血症ですが、皮膚に脂肪が沈着し、黄色腫と呼ばれる特徴的な変化を示すことがあります。また、眼球に角膜輪と呼ばれる変化を見ることもありますし、肝臓が腫れてくることもあります。

高脂血症と関連性が強いものとして動脈硬化が挙げられます。動脈硬化が進行することで、心筋梗塞脳梗塞、抹消動脈疾患などを発症することがあります。これらの病気によって胸の痛みや呼吸困難、手足の麻痺、しびれなどが生じる可能性があり、場合によっては命に関わる危険性もあります。

また、高脂血症で異常を示す脂質の種類によっては急性膵炎を発症するリスクが高まります。急性膵炎を発症すると、お腹の痛みや吐き気、嘔吐などが生じ、後遺症として食べ物の消化に異常を残すこともあります。

検査・診断

高脂血症は、血液検査を行うことで診断されます。脂質にはいくつかの種類が知られており、それぞれ基準値を上回った際に高脂血症であると診断されます。高脂血症の診断を目的とした血液検査に際しては、検査前の食事や飲酒などについて注意を払うことが求められます。

また、高脂血症を引き起こすような疾患が隠れていないかどうかを検索することも大切です。血液検査を通して糖尿病や甲状腺機能異常の有無などを検索します。

治療

生活習慣の改善

高脂血症の治療に際しては、食生活を中心とした生活習慣を改善することが大切です。どのようなタイプの脂質が高いのかによって若干異なる面もありますが、具体的には、下記のようなことを心がけることが大切です。

  • 動物性脂の多い食事を避ける
  • 食物繊維を多く摂取する
  • 魚類を多く摂る
  • 日常生活において運動習慣を取り入れる

など

薬物治療

高脂血症ではこうした日々の変化に加えて、薬物療法も行うことがあります。スタチン系、小腸コレステロール吸収阻害剤、陰イオン交換樹脂、フィブラート系など数多くの薬剤があり、高脂血症のタイプを考慮し選択されます。

高脂血症は自覚症状に乏しい疾患ですが、放置することで動脈硬化が進行し心筋梗塞脳梗塞や抹消動脈疾患などの病気の発症につながります。そのため、ときに治療薬を使用しつつ、日頃の生活に注意を払うことで高脂血症を改善させることが、健康的な生活を保つうえでとても大切です。

「高脂血症」を登録すると、新着の情報をお知らせします

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

関連の医療相談が10件あります

※医療相談は、月額432円(消費税込)で提供しております。有料会員登録で月に何度でも相談可能です。