「親がADHDだと子どももADHDになる」「兄弟姉妹でADHDになりやすい」など、ADHDと遺伝には何かしらの因果関係があるのでは、と気にされる方がいらっしゃいます。実のところ、ADHDは遺伝することがあるといわれる発達障害です。しかし親や兄弟がADHDだからといって、必ず他の家族も発症するわけではありません。それは、ADHDが遺伝要因だけで発症するものではないためです。ADHDと遺伝の関係について、国際医療福祉大学病院 小児科 部長・准教授の門田 行史先生に解説いただきました。
親がADHDの場合、その子どももADHDである可能性は非ADHDの親の場合と比べると5〜10倍高いといわれています。これを確率に直すと、親がADHDの場合、50〜80%(平均70%)の確率で遺伝するという研究結果が出ています。
このようにADHDと遺伝の関係は有力視されていますが、ADHDの発症にかかわる特異的な遺伝子はまだ発見されていません。なぜなら、ADHDは遺伝要因単体では発症せず、そこに経済的問題、家族背景、虐待などの環境要因が組み合わさることで発症するためです。
しかし、ADHDの発症に関与している可能性のある遺伝子がいくつか指摘されています。
<ADHDの発症との関連が有力とされる遺伝子>
特に、ADHDの治療薬の効果の面からみても、ADHDの発症に脳内のドーパミンを中心としたモノアミンが関連しているのではないかということは、ほぼ識者のなかでは定説となっています。
まだ研究段階ではありますが、ADHDの環境要因(関連因子)として、以下が検討されています。
<ADHDの関連因子 ※遺伝を除く>
このように、家族や近親者の病歴がADHDの発症に影響している可能性が指摘されています。保護者の方が、過去に自分がADHDと診断された経験があったり、現在ADHDの症状があり困っていたりする場合、子どものADHD診断や対処法の手がかりとなることもありますので、まずはかかりつけの小児科医など身近な医師に相談してみましょう。
実際、ADHDの症状を持つ保護者がADHDの子どもの様子をみていると「自分の子どものころとそっくりだ」と思うこともあるようです。その場合、保護者は「自分が感じてきた生きづらさを子どもにさせたくない」という一心で厳しく育てようとしてしまうことがあります。一方で、「ADHDの症状を知っている理解者であり、経験者」として子どもをサポートできる可能性を持っています。
ADHDは、早期に専門的な介入を行い、適切にケアをしていけば、日常生活における困難さを低減することが可能です。充実した学校生活を送り、社会で自立できるよう、気になることがあれば医療機関の受診や地域の発達障害支援センターなどへ相談することをおすすめします。
自治医科大学附属病院 とちぎ子ども医療センター 准教授
自治医科大学附属病院 とちぎ子ども医療センター 准教授
日本小児科学会 小児科専門医
日々、子どもの心の診療に関わる診療に携わる中で、『発達障害の診断や治療に役立つ客観的検査法の開発』という着想に至り、約10年間にわたり脳機能研究を続けている。中央大学理工学部をはじめとする複数の施設との医工・多職種連携から生み出された研究成果は複数のジャーナルや複数のメディアで紹介されている。現在、国際医療福祉大学病院の小児科部長として小児一般診療に従事しながら、社会実装を念頭に置いた臨床研究を目指し、特許出願やアウトリーチ活動をすすめている。自治医科大学とちぎ子ども医療センター 准教授、中央大学研究機構 客員准教授。
(門田研究室ホームページ:http://ped-brailab.xii.jp/wp/)
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自分がADHDが気になります。
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ここ数日、帰り道を間違えたり咄嗟に言われた左右を間違えたりするようになりました。あとは一週間前の写真を見ても、その日1日どこで何をしたのか思い出せなかったりしました。他の人に相談すると病院に行ったほうがいいと言われますが、病院に行くほどなのでしょうか?
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最新、自分はADHDなのではないかと思っています。 小さい頃から注意散漫でな子で、大きくなり勉強に専念しようとすると、長時間座っているのが苦手なためか授業を聞いているはずなのに気づけばいつも別のことをしていました。 貴重品に関わらず無くし物が人より多いと感じます。不注意や遅刻で周りの人に迷惑をかけてしまう事も多々あります。 自分が情けなくて本当に嫌になります。「ちゃんとするんだ!」と意気込んで注意がける事は今まで何度もありました。でもその度に他のことが出来なくなりました。そしてまた周りに迷惑をかけ落ち込んでしまいます。 そして不注意で衝動的な癖を治したいと思い調べていくとADHDという障がい?があることを知りました。でもこういった障害って多かれ少なかれ多くの人に当てはまると思います。なので病院に行くべきなのか、そもそも病院通って治るものなのだろうかと悩んでいます。 長々とすみません
長文を読んだら、ひどいめまいとひどい頭痛に。
↑これは私は何かの病気でしょうか?? 今に始まったことではなく、 子供の頃から 絵本、教科書や本、テストの問題、教習の問題、は急激に眠たくなります。 そして読む段階でミスをしたり、途中で頭が疲れて寝てしまうので最後まで集中して問題が解けなかったりします。 当時は私は人より集中力がない、怠けている、何かに疲れているだけと思ってました。 子供が産まれ、 学校関連の書類、連絡のメール、絵本の読み聞かせ、子供の勉強を手伝うときにプリントの文章を理解するとき…など 親として責任を持ってたくさんの文字を読まなくてはならない時、 車酔いのようなめまいや酷い頭痛に悩まされます。さすがに何とかしなければと思ってます。 私は今アメリカ住みですが、子供の学校がビデオチャット授業に移行しつつあります。 ビデオチャット授業を息子と受けているとき、息子6歳はじっとしていられないので、私が横で座らせたりビデオの授業(子供のバタバタで聞こえにくい)を聞いたりしているうちに、私が15分ほどでめまいがして頭痛がして寝込み、今はアメリカの市販の頭痛薬を飲んでます。子供のきょついくに遅れが出そうです。 ビデオチャット授業のたびに薬を飲んでていいのかという不安もあります。 これは私は何かの病気か障害を持っているのでしょうか? 今後日本に帰ることを選択した場合、 何科の病院に行けばいいでしょうか?? 何の病気が考えられますか? ADHD、聴覚過敏(聴覚情報処理障害)、不安障害、強迫性障害を疑っています。 元々車酔いは酷い方です。 めまいや頭痛はこのどれかに関連していますか? 質問ばかりで申し訳ありません。 よろしくお願いします。
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