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HbA1cとは?
2型糖尿病の検査糖尿病をスクリーニングするための血液検査には以下の3つがあります。特に、血糖値とHbAc1の2つの値が重用されます。1.血糖値糖尿病の診断の第一歩は血糖を測ることで始まります。血...
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HbA1cとは?

公開日 2015 年 04 月 04 日 | 更新日 2017 年 10 月 05 日

HbA1cとは?
杉山 徹 先生

武蔵野赤十字病院内分泌代謝科部長

杉山 徹 先生

菅野 一男 先生

医療法人社団桜一会かんの内科院長

菅野 一男 [監修]

貴田岡 正史 先生

イムス三芳総合病院 内分泌内分泌(甲状腺)・代謝(糖尿病)センター長

貴田岡 正史 [監修]

2型糖尿病の検査

糖尿病をスクリーニングするための血液検査には以下の3つがあります。特に、血糖値とHbAc1の2つの値が重用されます。

1. 血糖値

糖尿病の診断の第一歩は血糖を測ることで始まります。
血糖値は、血液中のブドウ糖の値であるので、食前と食後では刻々とその値が変化します。食事をした後、食事の中のブドウ糖を吸収し血糖値が上がり、その後インスリンが分泌されることで血糖値は下がっていきます。食事のタイミングによって、血糖値は「空腹時血糖」「随時血糖」に分けられます。

空腹時血糖126mg/ml以上、随時血糖200mg/ml以上が糖尿病と診断される条件の一つです。正常値は空腹時血糖110 mg/ml未満かつ食後(糖負荷後)2時間140mg/dl未満です。

2. HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

過去1-2ヶ月の血糖の平均を表すものです。6.2%以下が正常値です。

3. 75 gOGTT

75gのブドウ糖もしくはそれに相当する負荷をかけてから、その後の血糖値と血中インスリンの推移をみる検査です。

2型糖尿病の診断

2型糖尿病診断フローチャート

2型糖尿病診断フローチャート

上の表は日本糖尿病学会が出している診断ガイドラインです。

  1. 空腹時血糖値 126mg/dl以上
  2. 75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)で2時間値200mg/dl以上
  3. 随時血糖値(食事をしていても構わない) 200mg/dl以上
  4. HbA1c(過去1-2か月の血糖値の平均をあらわす)6.5%以上
  • 1~3のいずれかと、4が確認されたとき
  • 1~3のいずれかと、「のどの渇き、水をよく飲む、尿がよくでる、体重減少」などの糖尿病の典型的な症状が出たとき
  • 1~3のいずれかと、「糖尿病による眼(網膜)の合併症」があるとき
  • 1~4のいずれかに、別々の日に行った検査で両日ともにあてはまるとき

このときに「糖尿病」として診断されます。

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の意味とは?

HbA1cはヘモグロビンエーワンシーと読みます。
HbA1cは過去1-2か月の血液中のブドウ糖(血糖)の平均を表す数字です。血糖値と比べ、より長期間での血糖コントロールを反映します。これが可能なのは、血液中のブドウ糖は赤血球中のヘモグロビンと結合するということと、赤血球の寿命が4ヶ月であることに起因します。

*貧血の際などHbA1c値が平均血糖を正しく示さない場合もあるので注意が必要です。また、HbA1c値がそれほど高くなくても高血糖と低血糖を繰り返している場合もあります。

HbA1c目標値

HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)の表記がNGSP値に統一

HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)の表記がNGSP値に統一

合併症予防のためにはHbA1cを7.0%以下にすることが望ましいと言われています。7.0%未満であれば、網膜症、腎症ともに進行しにくいとされています。この値を中心に、患者さんそれぞれの状況を考慮して目標値を設定します。

・適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合、または薬物療法中でも低血糖などの副作用なく達成可能な場合の目標値:HbA1c 6.0%未満、
・低血糖またはそのたの理由で治療の強化が難しい場合の目標値:HbA1c8.0%未満

内分泌代謝内科・糖尿病・高血圧それぞれの専門医資格を持つ。糖尿病・内分泌・代謝疾患による血管障害についての基礎・臨床研究の経験を活かし、東京多摩地区の基幹病院にて患者の健康とQOL(生活の質)の両方を高める医療を目指している。若手医師やコメディカルスタッフの指導も担っている。

2008年4月1日に、三鷹駅南口に、糖尿病・内分泌疾患・内科専門の「かんの内科」を開設。東京医科歯科大学、武蔵野赤十字病院、糖尿病学会、内分泌学会などでの診療・活動を通じて培った経験を、糖尿病・高血圧症・高脂血症・甲状腺疾患・動脈硬化症(脳梗塞、狭心症・心筋梗塞、足壊疽)などで苦しんでいる患者さんの診療に役立てており、メタボリックシンドロームなどで明らかな症状のない方の動脈硬化を進ませないようにするためのアプローチにも重点をおいている。食事療法、運動療法を駆使し、必要に応じて最適な薬の選択を行い、元気に長く豊かな人生を楽しむためのサポートをするために経験豊富な専門医、専門看護師、管理栄養士、運動トレーナー、フットケア専門家が一体となっている。
内分泌専門医として、甲状腺疾患、下垂体・副腎疾患(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、先端巨大症、プロラクチノーマ、尿崩症など)の診断・治療を行う。

北多摩地域の中核病院である公立昭和病院の内分泌・代謝内科部長として地域に根差した糖尿病治療を実践。加えて、NPO法人西東京臨床糖尿病研究会理事長として、糖尿病治療情報の共有および治療標準化を目指して、専門医、開業医間のネットワークを構築、専門的知識を持つ人材の育成等の活動を行っている。

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