2019年10月24日(木)〜10月26日(土)の3日間にわたり、福岡国際会議場・福岡サンパレス・マリンメッセ福岡にて、第57回日本癌治療学会学術集会(以下、本学術集会)が開催されました。本学術集会では、“社会と医療のニーズに応える−TACKLING THE NEEDS OF SOCIETY AND MEDICINE−”をテーマに、多数の講演やシンポジウムが行われ、明日のがん治療について、活発な学術的議論が繰り広げられました。
本記事では、最終日に福岡サンパレスにて行われた【市民公開講座(コンサート)】および【閉会式】の様子をお届けします。
第57回日本癌治療学会学術集会の最終日には、市民公開講座が開催されました。市民公開講座の最後には、“スター混声合唱団コンサート”が行われ、会場は大いに盛り上がりました。
*市民公開講座の講演の概要は、こちらの記事をご覧ください。
スター混声合唱団コンサートでは、山田邦子さん、倍賞千恵子さん、コシノジュンコさん、小六禮次郎さん、服部真湖さん、黒田アーサーさん、サイクロンZさん、吉本悟子さん、川島ケイジさん、徳田育子さんが華やかな歌声とハーモニーを会場いっぱいに響かせました。
また、歌の合間には、サイクロンZさんによるマジックが行われ、大会長の吉田和弘先生も参加しました。
倍賞千恵子さんは、夫である小六禮次郎さんのピアノ演奏で自身の楽曲を披露しました。ステージには吉田和弘先生が同席し、倍賞千恵子さんの叙情的で美しい歌声に思わず涙ぐむ場面もありました。
「本当に素晴らしい市民公開講座でした。AI、ロボット、そしてゲノム医療、さまざまなお話がありました。医療が求めるもの・社会が求めるものは何か、皆さんのお話を聞き、たいへん勇気をもらいました。
コンサートの途中では、胸にグッとくるものがあり、涙を流してしまいました。たくさんの方に助けていただき、お世話になったという感謝の気持ちと、なんとも言えない幸せな気持ちになったのです。私たち医療者は、このような幸せな気持ちを1人でも多くの患者さんとご家族に感じていただくために医療を通じて社会貢献する使命があるのだと、改めて思いました。
本学術大会は、テーマを“社会と医療のニーズに応える”として、多くの演題が行われました。国内・海外からたくさんの方々が参加してくださり、本当にありがたいことだと実感しております。これからは、日本のみならず世界の方々と手を組んで、がん治療の発展に努める必要があるでしょう。
初日は雨が降りましたが、最終日はきれいに晴れて、私自身も清々しい心持ちです。本学術大会に集まってくださった皆さまに、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。」
このようにして、【市民公開講座(コンサート)】は大きな拍手に包まれて終了し、大会長の吉田和弘先生の挨拶をもって、第57回日本癌治療学会学術集会は閉幕しました。
岐阜大学大学院腫瘍制御学講座腫瘍外科学分野 教授
日本外科学会 外科認定医・外科専門医・指導医日本消化器外科学会 消化器外科認定医・消化器外科専門医・消化器外科指導医日本内視鏡外科学会 技術認定取得者(消化器・一般外科領域)日本食道学会 食道科認定医・食道外科専門医日本乳癌学会 乳腺認定医日本消化管学会 胃腸科専門医・胃腸科認定医日本胸部外科学会 会員日本肝胆膵外科学会 会員
1958年、広島市生まれ。1984年より腫瘍外科医としてキャリアを開始し、分子病理学の研究や、英国オックスフォード大学留学を経て、2007年岐阜大学大学院腫瘍制御学講座 腫瘍外科学分野教授に就任。鏡視下手術などの低侵襲外科手術をこなすのみならず、集学的治療を駆使し、初診時に手術が難しいと診断された患者さんにも根治手術の施行に尽力している。2017年にJDDW2017第15回日本消化器外科学会大会大会長を務めた。2019年には第57回日本癌治療学会学術集会会長を務め、我が国のがん医療・消化器外科医療をリードする一人である。2018年から岐阜大学医学部附属病院・病院長に就任している。
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