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だいちょうぽりーぷ

大腸ポリープ

最終更新日
2021年09月27日
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2021/09/27
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

概要

大腸ポリープとは、大腸の粘膜の一部がいぼ状に盛り上がり、大腸の内側の空間部分(内腔)に突出したものです。

40歳以降の方に多くみられ、高い確率で発生する部位は直腸やS状結腸といわれています。ポリープの大きさは数mmの小さなものから数cmに及ぶものまで大きさは人によって異なります。

大腸ポリープにはさまざまな種類があり、中でも“腺腫性ポリープ”と呼ばれるものは、大きくなるとがん化する恐れがあるといわれています。しかし、大腸ポリープは無症状であることが一般的です。そのため、がん化するポリープを早期に発見・治療するには、大腸内視鏡検査大腸カメラ)を受けることが重要となります。

種類

大腸ポリープは、その組織(構造)によって“腫瘍性(しゅようせい)ポリープ”と“非腫瘍性ポリープ”に分けられ、さらに以下のように細かく分類されます。

腫瘍性ポリープ

腫瘍性ポリープには、腺腫性ポリープと悪性腫瘍(がん)があります。

腺腫性ポリープは大腸ポリープの約80%を占めるといわれており、大きくなるとがん化する可能性があります。また、悪性腫瘍(がん)とは、いわゆる大腸がんのことです。ただし、全ての大腸がんが腺腫性ポリープのがん化から生じるわけではなく、正常な粘膜から発生する悪性腫瘍もあります。

非腫瘍性ポリープ

非腫瘍性ポリープには、炎症性ポリープ、過形成性ポリープ、過誤腫性(かごしゅせい)ポリープなどがあり、非腫瘍性ポリープのほとんどはがん化する心配はないといわれています。

炎症性ポリープは、腸に強い炎症を引き起こす病気にかかった後に生じることが一般的です。過形成性ポリープは、粘膜が盛り上がってできた小さなポリープで、加齢などを原因に生じるといわれています。過誤腫性ポリープは、粘膜が過剰に発育することによって生じるポリープで、主な例に子どもなどにみられる若年性ポリープが挙げられます。過誤腫性ポリープは直腸などに複数個発生する傾向にあり、血便が生じることもあります。

原因

大腸ポリープ発生には、加齢に加え、食生活などの生活習慣が関わっていると考えられています。

肉などの動物性脂肪や糖分を多く取り、食物繊維をあまり取らない、いわゆる“食生活の欧米化”により大腸ポリープや大腸がんが増加すると考えられています。また大腸がんの危険因子としては、食生活以外にも過剰な飲酒や喫煙、肥満、遺伝的要因などが挙げられます。

症状

大腸ポリープの多くは無症状です。とくにポリープの大きさが小さい場合には、症状が現れないことが一般的です。

一方、ポリープの大きさやできた位置によっては、何らかの自覚症状が現れることもあります。たとえば、大きなポリープが肛門(こうもん)の近くに生じた場合、ポリープが腸を塞いでしまうことによる腸閉塞(ちょうへいそく)をきたしたり、ポリープが肛門から外に出てきてしまったりすることもあります。また、肛門近くの直腸にポリープができた場合には、血液の混ざった便が出たり、便に粘液が付着したりすることもあります。

検査・診断

大腸ポリープを発見するために行われる最初の簡単な検査として、便潜血検査があります。便に血液が混じっているか調べ、陽性の場合は、精密検査として大腸内視鏡検査などが行われます。ただし、この検査結果が陽性だからといって必ずしも大腸がんやポリープがあるわけではなく、その大半がなどそのほかの病気が原因だとされています。

大腸内視鏡検査は肛門から内視鏡(大腸カメラ)を挿入して大腸の内部を直接観察します。早期の大腸がんや大腸がんになる可能性があるポリープを見つけられる検査であり、病変の組織を一部採取して顕微鏡で調べることで、がんではないかどうか確定診断をつけることもできます。 治療が必要な腺腫性ポリープなどは、検査と同時に切除治療することもできます。

大腸ポリープが発見された場合、治療が必要なポリープかどうかを確認するため、色素内視鏡検査(大腸内に青い色素を散布してポリープを詳しく見る方法)などが行われることもあります。

治療

大腸ポリープで行われる治療は、主に内視鏡治療と手術です。

一般的に、がんを疑うポリープやがん化が懸念される腺腫性ポリープは、内視鏡治療もしくは、内視鏡では切除できない場合には手術によって切除します。一方で、非腫瘍性ポリープのほとんどはがん化する恐れがないため、血便貧血などの症状がみられない限り積極的な治療を行わず、経過観察となることが一般的です。

内視鏡によるポリープの切除は、主に大腸内視鏡(大腸カメラ)を用いて行います。代表的な切除方法には以下の3種類があり、それぞれポリープの形や大きさによって使い分けられます。

内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)

きのこのように茎がある形状のポリープの場合は、ポリープの茎の部分にスネアと呼ばれる輪状の金属を引っかけて、電流を流しポリープを切り取ります。近年は電流を流さずに切り取る方法も行われるようになっています。

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

平坦な形状のポリープの場合は、ポリープの下の粘膜下組織という部分に水や薬液を注入し、ポリープを持ち上げた後スネアを用いて切除します。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

比較的大きいポリープの場合は、ポリープの下の粘膜下組織に水や薬液を注入し、病変の周りの粘膜を切開して少しずつ剥離(はくり)して切除する治療を行います。技術を要するため、専門の医師によって行われます。

予防

大腸ポリープは食生活などの生活習慣が関与して発生すると考えられているため、栄養バランスの整った食生活を送ることが大切です。

具体的には、偏食を改善し、1日3食しっかりと食べるようにしましょう。野菜や穀物、きのこ、海藻類など食物繊維を多く含んだ食品を積極的に摂取し、肉など動物性の高脂肪・高たんぱくの食べ物を控えるようにしましょう。また、過度なアルコールの摂取や喫煙が関与することもあるため、節酒、禁煙を心がけましょう。そのほか、適度な運動を心がけ、肥満を解消することも重要だと考えられています。

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