種類
前述のとおり、骨軟部腫瘍には良性腫瘍、悪性腫瘍があるほか、良性と悪性の中間的な性質を持つ“中間型腫瘍”も存在します。
良性腫瘍
良性腫瘍とは、腫瘍から離れた部位への転移を原則として生じない腫瘍のことをいいます。主な良性骨腫瘍として、骨嚢腫、非骨化性線維腫、骨軟骨腫、内軟骨腫、主な良性軟部腫瘍として、脂肪腫、神経鞘腫、血管腫などが挙げられます。
中間型腫瘍
良性と悪性両方の性質を併せ持つ腫瘍のことをいいます。主な中間型腫瘍として、骨巨細胞腫、デスモイド型線維腫症、孤在性線維性腫瘍などが挙げられます。
悪性腫瘍
悪性腫瘍は腫瘍が周辺の組織へ広がりやすく、腫瘍から離れた位置に転移する可能性もあります。手術の際に腫瘍を傷つけてしまうと悪性の腫瘍細胞が散らばり、より治療が困難になるため注意が必要です。
骨や軟部組織から発生する原発性悪性腫瘍としては、骨肉腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、脂肪肉腫、粘液線維肉腫、未分化多形肉腫、滑膜肉腫などが挙げられます。このほかに、内臓などのがんが骨や軟部組織へ転移して生じる転移性骨軟部腫瘍もあります。
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