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インタビュー

子宮内膜症とは 好発年齢や好発部位について

子宮内膜症とは 好発年齢や好発部位について
安藤 正明 先生

倉敷成人病センター 院長

安藤 正明 先生

子宮内膜症とは、子宮以外の場所に子宮内膜様の組織が発生する疾患であり、月経血が逆流し腹膜や卵巣に生着することが一つの原因(他にも説があるため)と考えられています。また近年子宮内膜症の患者さんは、増加傾向にあるといわれています。

今回は倉敷成人病センター院長の安藤正明先生に、子宮内膜症が発生しやすい部位や原因についてお話をうかがいました。

子宮内膜症とは、本来なら子宮の内側にある子宮内膜に類似した組織が、子宮の内側以外の場所にも発生する疾患です。

子宮内膜症

子宮内膜症は不妊の原因となることも多く、なかなか妊娠にいたらない不妊症の患者さんの検査や治療を行った際、高い確率で子宮内膜症が発見されます。また日本産科婦人科学会によると子宮内膜症の患者さんの50%は不妊症であるというデータも報告されています。

子宮内膜症が発生しやすい場所としては、まず卵巣があります。卵巣の中にできた子宮内膜症はチョコレートのう胞といわれています。また骨盤を中心とした腹膜や後腹膜腔にも頻繁に発生します。

お腹を抱えている若い女性

子宮内膜症の原因は諸説あります。卵管から月経血が逆流し腹膜や卵巣に生着するといった説や、胎児の時から子宮以外の場所に子宮内膜様の組織を持っているといったことが考えられています。

しかしどれもそれだけでははっきりとした原因の説明ができません。そのため、子宮内膜症の原因は明確にはなっていません。

子宮内膜症の好発年齢は20代から30代です。厚生労働省の研究班によると1997年の段階で、日本で子宮内膜症の治療を受けている患者さんは13万人であり、患者数は増えています。増加の原因として考えられることは、出産回数の減少と出産年齢の上昇です。

子宮内膜症では月経と同様のサイクルで、出血と子宮内膜の増加を繰り返しています。また、妊娠をしている期間は月経が中断され、子宮内膜症の病勢が弱まります。そのためそのような期間が減ったことが、子宮内膜症の患者さんが増加している1つの理由と考えられます。

記事2『子宮内膜症の症状とは 月経痛や月経血の量の増加』では、子宮内膜症の症状について詳しく解説します。

 

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