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インタビュー

公開日 : 2016 年 04 月 18 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

睡眠障害の中でも最も多いのが睡眠時無呼吸症候群です。加齢とともに増え、高齢者では20%を超えるといわれています。睡眠時無呼吸症候群は心血管疾患などの発症、悪化にもかかわるとの研究報告があります。睡眠時無呼吸症候群がもたらすさまざまなリスクについて、滋賀医科大学精神医学講座教授の山田尚登先生にお話を伺いました。

高齢者では20%超に

滋賀医科大学附属病院には睡眠センターがありますが、そこへ最も多く来るのは睡眠時無呼吸症候群の患者です。その中でも多くを占めるのが閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)です。首やのどのまわりの脂肪沈着や扁桃肥大のほか、舌根(舌の付け根)、口蓋垂などにより、空気の通り道である上気道に十分なスペースがなくなり呼吸が止まってしまう疾患です。

医学的には、気道の空気の流れが10秒以上止まった状態を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、若しくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。

この病気が深刻なのは、寝ている間に生じる無呼吸が、不眠症の記事で挙げたように、日中の活動に様々な影響を及ぼすこと。気付かないうちに日常生活に様々なリスクが生じる可能性があるのです。子どもの少なくとも1~2%、成人の2~15%、高齢者では20%を超える頻度の高い疾患です。

治療法

OSASの代表的な治療法にCPAP(シーパップ:経鼻的持続陽圧呼吸療法)があります。特に中程度~重症の患者さんには一般的な治療法で、保険も適用されています。

CPAP装置からエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクから気道へと空気を送り続けることによって気道を開かせ、無呼吸状態を解消する方法です。治療開始直後から熟睡感が得られる、日中の眠気が軽減するなどの効果が得られ、重症の睡眠時無呼吸症候群ほど自覚症状が劇的に改善します。CPAPのほかにオーラルアプライアンスと呼ばれる下顎が前に出る用に設計されたマウスピースを使う方法などもあります。

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