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インタビュー

公開日 : 2016 年 04 月 18 日
更新日 : 2018 年 01 月 05 日

東京大学医学部皮膚科学教室 教授 佐藤伸一先生は、強皮症かもしれないと悩まれる方のために、強皮症を疑うチェックリストを作成されました。そのほか、専門医のリストを作成され、患者さんが早期に強皮症の専門医を受診できるよう取り組まれています。今回は強皮症の主な症状をご説明いただきましたが、「これらの症状すべてが一人の患者さんに起こるわけではない」と佐藤先生はおっしゃいます。簡単ですので、症状チェックリストをぜひご活用ください。

強皮症のチェックリスト

もしかすると自分は強皮症かもしれないと思っても、病院に行くべきか、医師に診てもらうべきかと悩まれる方も少なくありません。以下は、強皮症を疑うチェックリストです。ご自身の症状をチェックしてみてください。もし当てはまるようであれば病院を受診されることをお勧めします。しかしながら、仮にすべて当てはまった場合でも、強皮症と診断されたわけではありません。医師の診断を受けなければ確定となりませんので、あくまでも参考としてご活用ください。

強皮症のチェックリスト

  1. 身体が冷えたとき(冬、屋外に出たとき、朝起きたとき、冷房の強い部屋に入ったときなど)、手指を冷やしたとき(冷水で洗い物をしたとき、冷凍食品に触ったときなど)、サッと手指が白くなったり、紫色になったりしませんか。
  2. 朝、起きたとき、しばらく手指がこわばった感じがしませんか。
  3. 最近、指輪が入りにくくなったなど、手指が腫れた感じ、むくんだ感じがしませんか。
  4. 胸焼けや、食事の時に食べ物が胸につかえる感じがしませんか?また、一度胃に入った食べ物が食道に逆流する感じはありませんか。
  5. 爪の根元の甘皮に黒い点がありませんか。

1の症状があり、2から5の症状のうち2個以上あれば、医師の診察を受けられることをお勧めします。

(※強皮症の症状:東京大学医学部皮膚科学教室のホームページより引用) 

強皮症の専門医リスト

強皮症研究会議というサイトでは、強皮症の専門医(強皮症の研究者)のリストを掲載しています。強皮症の症状のひとつであるこわばりや胸焼けなどの症状は、強皮症に特有の症状ではないため、近隣の病院を受診すると強皮症と診断されないケースも少なくありません。強皮症と診断されるまでに時間を要してしまうと、治療の機会を逸してしまうこともあります。もしかすると、強皮症と診断されることなく亡くなってしまった方もおられるかもしれません。専門医以外の医師に強皮症の啓蒙を行うことももちろん重要ですが、患者さん自身も病気を正確に知り、正確に診断してもらうために専門医を受診するということが必要なのではないかと感じます。

(※参考:「強皮症の専門医」強皮症研究会議より

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