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インタビュー

公開日 : 2015 年 11 月 26 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

毎年10月20日が「世界骨粗しょう症デー(World Osteoporosis Day)」と定められていることをご存知でしょうか。2015年のテーマはNutrition(栄養)、そして ”Serve up bone strength”(丈夫な骨を作るための食材を食卓に)というスローガンが掲げられました。骨を強くするための食生活のポイント、そして運動の重要性について山王メディカルセンター・女性医療センター長の太田博明先生にお話をうかがいました。

骨密度を低下させない食事療法

丈夫な骨を作るための鍵となる栄養素はカルシウム・ビタミンD・タンパク質です。そしてこれをサポートするものにビタミンK・マグネシウム・亜鉛・カロテノイドなどがあります。これらを多く含む食物を意識しながら、バランスの良い食事を心がけましょう。とくにカルシウムはビタミンDと一緒に摂ることで吸収されやすくなります。

推奨される食品

  • カルシウムを多く含む食品(1日の摂取量の目標:700~800mg):牛乳・乳製品・小魚・緑黄色野菜・大豆および大豆製品
  • ビタミンDを多く含む食品(1日の摂取量の目標:10~20μg):魚類・きのこ類
  • ビタミンKを多く含む食品(1日の摂取量の目標:250~300μg):納豆・緑色野菜
  • 果物と野菜
  • タンパク質(肉・魚・卵・豆・牛乳・乳製品)

摂りすぎないよう注意すべき食品

  • リンを多く含む食品(加工食品・一部の清涼飲料水)
  • 食塩
  • カフェインを多く含む食品(コーヒー・紅茶など)
  • アルコール

骨密度を低下させない運動療法

運動療法の目的は、第一に骨に負荷をかけて丈夫な骨を作ることにありますが、それに加えて転倒による骨折を防止することも大切です。筋力をつけ、バランス感覚を高めることも運動療法の目的のひとつです。有酸素運動やウォーキング、筋力トレーニングは腰椎および大腿骨近位部の骨密度を高める効果があることが報告されています。また、太極拳やヨガも有用であるとされます。転倒・骨折予防の観点からは片足立ちなどのバランス訓練、そして筋力トレーニングも有用であると報告されています。特に背筋強化は椎体骨折の防止効果が期待できます。

運動の有効性を示すさまざまな報告がありますが、骨粗しょう症の患者さんに対する運動指導では、年齢や活動性の個人差、転倒リスクと骨粗しょう症の重症度などを考慮して行なうことが大切です。

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