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インタビュー

乾癬とはどのような病気か?―2つの特徴について

乾癬とはどのような病気か?―2つの特徴について
佐藤 佐由里 先生

山王病院 皮膚科部長

佐藤 佐由里 先生

皮膚疾患には様々なものが存在しますが、そのなかに「乾癬」という病気があります。乾癬は皮膚病の中でも原因不明とされる疾患のひとつであり、未だになぜ起こるのかが解明されていません。乾癬とはいったいどのような病気なのでしょうか? 山王病院皮膚科部長であり、乾癬治療を専門とされている佐藤佐由里先生にお話をお聞きしました。

乾癬を発症する原因は不明であり、慢性的な経過をたどる皮膚疾患です。乾癬の特徴は、表面に銀白色の皮膚のかさつきを伴う、境界のはっきりした紅斑ができることです。

この独特の皮疹には、2つの特徴があります。ひとつ目は、皮膚の表面を覆う「表皮」と呼ばれる部分の入れ替わるサイクル(ターンオーバー)が、通常の方だと1か月あまりで入れ替わるところ、3~4日のサイクルに短縮すること。そしてふたつ目は、リンパ球や好中球という、炎症に関わる細胞が表皮直下や表皮の中に入り込んでしまうことです。

皮疹は全身のどこにでも出る可能性はありますが、特に頭皮・肘・膝・腰など摩擦が起きやすい箇所にできやすいという特徴があります。また、爪にできることもあります。

上記のような皮膚症状のみの乾癬は「尋常性乾癬」と呼ばれますが、このほか、リウマチに似た関節炎を伴う「関節症性乾癬」や全身の皮膚が真っ赤になる(変色する)「乾癬性紅皮症」、膿をもった重症の皮膚症状や発熱を伴う「膿疱性乾癬」、扁桃腺炎などをきっかけに生じる「滴状乾癬」など、ひとくちに乾癬といっても様々なタイプが存在します。

従来、乾癬は日本人には比較的まれな病気として扱われていました。しかし、近年は日本でも増加傾向にあり、早期の診断と適切な治療(迅速な対応)が必要とされています。年代は20代〜50代までの方に発症しやすく、発症の頻度は人口の0.1%と推定されています。一方で、白人における頻度は人口の2~3%とも言われており、欧米ではすでに一般的にもよく知られた病気です。

原因は完全にはわかっていませんが、環境因子(外傷・感染・薬剤・ストレス・肥満・生活習慣)が発症の要素として考えられています。一方、欧米では家族内発症が20%以上あるということが報告されるなど、遺伝因子も原因として無視できません。

 

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