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小切開低侵襲心臓手術(MICS)とは?
心臓手術では胸の中央を大きく開く「胸骨正中切開」が一般的です。しかし近年では小さな切開創で行う心臓手術、MICSが普及してきました。MICSでは手術創が5~6cmであることから手術後の回復が早い...
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公開日 : 2017 年 05 月 26 日
更新日 : 2018 年 09 月 21 日

目次

心臓手術では胸の中央を大きく開く「胸骨正中切開」が一般的です。しかし近年では小さな切開創で行う心臓手術、MICSが普及してきました。MICSでは手術創が5~6cmであることから手術後の回復が早い、手術創が目立ちにくいなどさまざまなメリットが挙げられています。

MICSとはいったいどのような手術方法なのか、明石医療センター 心臓血管外科 心臓血管低侵襲治療センター長 岡本一真先生に解説いただきました。

小切開低侵襲心臓手術(MICS)とは

手術による患者さんへの負担が少ない、低侵襲な心臓手術

MICSとはminimally invasive cardiac surgeryの略で、低侵襲(minimally invasive)な心臓手術(cardiac surgery)という意味です。小切開心臓手術、ポートアクセス手術とも呼ばれています。

一般的な心臓手術では胸骨を大きく縦に切開する胸骨正中切開を行います。しかし胸骨正中切開は胸骨を全切開するため、胸の真ん中に20cm以上の長い傷がつくだけでなく、退院までの日数、また日常生活や社会復帰までに時間を要します。

一方でMICSは小切開で心臓手術を行います。一般的には胸骨の第四肋間に沿って5~6cm切開します。切開創が小さいため早期の回復が可能になり、患者さんへの負担を軽減することができます。

 

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mics手術と正中切開との比較

小さい手術創から手術を進める

MICSでは小さい切開創から特殊な器具を挿入して手術をします。手術創が小さく手術の視野(術野)が狭いことから、一般的な手術と比較すると手術は格段に難しくなります。そのためMICSを行うには手術技術、豊富なMICSの経験、そして手術チームの連携が重要です。

MICSは「低侵襲な」心臓手術と訳されますが、厳密にいうと小切開の心臓手術だといえます。そのためMICSのなかには胸骨を切開する場合もあります。

mics手術のイメージ

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小切開低侵襲心臓手術(MICS)の適応疾患

MICSは主に下記の疾患を対象とします。

僧帽弁閉鎖不全症

心房中隔欠損症

・狭心症・心筋梗塞

大動脈弁閉鎖不全症

大動脈弁狭窄症     

・粘液腫などの心臓腫瘍の一部 など

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僧帽弁閉鎖不全症のページへ

慶應大学卒業後、同大学病院で心臓外科医師としてのキャリアをスタート。ベルギー、イタリア、タイと海外の有名病院でフェローを務めあげ、手術実績ならびに研究業績をあげる。2010年より慶應義塾大学 外科(心臓血管)助教に就任。2012年に同専任講師となり、2016年より明石医療センターで心臓血管低侵襲治療センター長に着任。心臓血管低侵襲手術のパイオニアとして、自ら多くの症例を手がけるだけでなく、国内での手術手技普及にも貢献する。

「僧帽弁閉鎖不全症」についての相談が1件あります

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