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子宮体がんの手術方法。適応になる人・手術の特徴とは
子宮体がんは手術で切除した子宮やその周辺の状態からステージを判断するため、ステージ診断においても非常に重要です。手術後の病理組織診によって浸潤・転移などがみられた場合には併せて抗がん剤やホルモン...
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子宮体がんの手術方法。適応になる人・手術の特徴とは

公開日 2017 年 11 月 30 日 | 更新日 2018 年 08 月 28 日

子宮体がんの手術方法。適応になる人・手術の特徴とは
金村 昌徳 先生

独立行政法人 国立病院機構 大阪南医療センター

金村 昌徳 先生

目次

子宮体がんは手術で切除した子宮やその周辺の状態からステージを判断するため、ステージ診断においても非常に重要です。手術後の病理組織診によって浸潤・転移などがみられた場合には併せて抗がん剤やホルモン療法を用いることもあります。

今回は子宮体がんの手術について国立病院機構大阪南医療センター産婦人科医長の金村昌徳先生にお話を伺いました。

子宮体がんの手術の適応

手術

遠隔転移がない限り手術が適応

記事2『子宮体がんの症状と原因—どんな人がなりやすい?』でも述べましたように、子宮体がんの場合、手術治療はがんを取りきるためだけでなく、疾患の状態を把握しステージを定めるために行われます。そのため遠隔転移が多く手術を行えない患者さんを除いて、ほとんどの場合、手術治療が適応となります。

子宮体がんの手術方法とは

子宮の全摘出が基本

がんの手術治療の基本は「がんをすべて取りきること」です。そのため子宮がんの手術の場合にも、がんの広がりに応じて余白を付けて切除することが大切です。子宮全摘の手術方法は子宮頸がん、子宮体がんともに同じで、子宮の摘出方法によって大きく3つに区分されます。

<子宮がん手術方法>

  • 単純子宮全摘出術
  • 広汎子宮全摘出術
  • 準広汎子宮全摘出術

がんの広がりが子宮だけにとどまっている場合には「単純子宮全摘出術」が行われます。その一方、骨盤内などに幅広く浸潤している場合には「広汎子宮全摘出術」が用いられ、子宮の他に膣を3cm程切除し、子宮周辺の卵巣・卵管も広く切除します。「準広汎子宮全摘出術」はちょうど単純子宮全摘出術と広汎子宮全摘出術の中間的な存在で、子宮と浸潤している部分を切除します。

子宮を全摘してしまうともちろん妊娠・月経などの機能はなくなってしまいます。基本的には子宮体がんの手術では卵巣も摘出します。

子宮体がんの手術の特徴

金村昌徳先生

頚部への浸潤がなければ切除範囲は狭い

子宮体がんは子宮内膜に生じるがんであるため、頚部への浸潤が強くない限り、ほとんどの場合、単純子宮全摘出術など比較的切除範囲の狭い手術で治療できます。しかしその一方で子宮内膜からリンパ節にがん細胞が流れてしまうことが多いため、リンパ節の郭清(かくせい)範囲がやや広くなります。

リンパ節郭清(かくせい)とは、手術時に病巣周辺のリンパ節を切除することです。子宮体がんの場合は子宮の上部からも下部からもリンパ節転移のおそれがあるため、浸潤が進んでいると判断された場合にはより広範囲にリンパ節郭清が必要になることもあります。

子宮体がんの場合には、手術後の病理組織診の結果を踏まえ、追加治療として抗がん剤治療・放射線療法などが行われることがあります。

1995年大阪医科大学医学部卒業。2015年より独立行政法人 国立病院機構 大阪南医療センター産婦人科医長に就任。

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