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公開日 : 2016 年 09 月 01 日
更新日 : 2017 年 07 月 18 日

冠動脈バイパス手術などの心臓手術に適応!ダ・ヴィンチのメリットや費用、安全性

目次

2000年に日本でダ・ヴィンチが導入されて以来、手術シーンにおいてロボットが重要な役割を果たすようになりつつあります。前立腺がんが保険適用になって以降、様々な医療機関で利用されはじめたダ・ヴィンチですが、2016年、新しく腎臓がんが一部保険適用となりました。大腸がん、胃がんは2016年現在、保険適用されていませんが、これらのがんにもダ・ヴィンチの活用が可能です。ニューハート・ワタナベ国際病院の渡邊剛総長は、その適用範囲をさらに押し広げ、難しいとされる「心臓疾患」領域でダ・ヴィンチを活用されています。そこで、ニューハート・ワタナベ国際病院の渡邊剛総長に、ダ・ヴィンチの心臓手術について詳しくお話しを伺いました。

ダ・ヴィンチについて詳しくご紹介した記事はこちら

パイオニアが語る!手術用ロボット ダ・ヴィンチとその可能性

主な心臓疾患の一覧とダ・ヴィンチによる心臓ロボット手術が適応となるもの

ダビンチ手術の適応疾患

※網掛けの部分はダ・ヴィンチ手術の適応

上記が主な心臓疾患の一覧ですが、このうち網掛けの部分(僧帽弁形成術・冠動脈バイパス術・心房中隔欠損閉鎖術・心臓腫瘍切除術)がダ・ヴィンチ手術の適応となります(ニューハート・ワタナベ国際病院では上記すべての疾患に対応可能です)。最近では、新しく甲状腺腫瘍にもダ・ヴィンチを適用できるようになっています。

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ダ・ヴィンチによる心臓ロボット手術のメリット「低侵襲」

ダ・ヴィンチによる心臓ロボット手術では胸骨を切らないため出血が少なく、胸骨感染のリスクもありません。また、MICSと呼ばれる小切開心臓手術で起こる傷の痛みや知覚障害もほとんどありません。そのため、術後すぐにリハビリテーションを開始することができ、早期の退院・社会復帰が可能になります。また、傷が目立たず美容的に優れているので、特に女性の患者さんには大変喜ばれています。

たとえば、腹部の手術の場合、お腹を開ける開腹手術でも内視鏡でも、結局腸がくっついてからでなければ食事はできないため、術後の回復には時間がかかります。しかし、心臓のロボット手術は次の日から通常の食事が可能であり、回復の早さがまったく違います。

内視鏡手術は神経に触ることがありませんが、MICS(小切開心臓手術)の場合は肋骨の間を小さく切って広げる際に肋間神経を圧迫するので痛みがあります。それに対して、正中切開のときに切る胸骨は神経が最後に合わさるところなので、実はあまり痛みは強くありません。ただし胸骨を真ん中で切ってしまうと繋がるまでに2〜3か月ぐらいかかりますし、何よりも傷が大きくて見た目が良くないという問題があります。

なぜ正中切開がずっと行われてきたかというと、心臓へのアプローチが容易だからです。ビギナーが手術を始めるには非常に良い方法であることはたしかです。しかし患者さんの立場としては、できることならそんな手術は受けたくないと思うのは当然のことです。患者さんにとっては傷が小さい、痛みが少ないということは何物にも代えがたい価値があります。

術後2年経過時の手術創の様子 (渡邊剛 公式Webサイトより)
術後2年経過時の手術創の様子
(渡邊剛 公式Webサイトより)

僧帽弁形成術心房中隔欠損症の手術の場合、右側胸部から2~4か所の小さな傷で手術を行います。冠動脈バイパス術の場合は左から鉗子を挿入して、ダ・ヴィンチで血管を取って小切開でバイパス手術を行います。いずれの場合も正中切開の場合とは術後の見た目がまったく違います。患者さんが我々のところに来る理由は、正中切開で手術をしたくないというものが圧倒的に多いのです。

ダ・ヴィンチ手術の出血量は30~50ccほどです。普通の正中切開では、胸骨を切るだけで150cc以上出血します。胸骨の骨髄からじわじわと出血するため、最終的には出血量はさらに200ccほど増えます。その点ダ・ヴィンチは非常に出血が少ないので、輸血も必要ありません。

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