![大動脈弁狭窄症に対するTAVIとは? その概要と特徴](http://carbon-assets.medicalnote.jp/uploads/content/cover/10/10284/s397x212_52dd5b31-b769-4ca5-b724-983d28057217.png)
大動脈弁狭窄症は、私たちの心臓の働きにかかわる重大な病気です。この病気の問題点は、症状を感じないままに進んでしまうケースが多いということです。この記事では、大動脈弁狭窄症がどのような病気なのか、そして症状に気付くためにはどのようなことに気をつける必要があるのかについて説明します。
大動脈弁狭窄症とは、大動脈弁の炎症や動脈硬化で、大動脈弁が開きにくくなった状態です。左心室から大動脈に血液を送り出しにくくなり、ある時期までは心機能を保つために左心室は肥大(心臓の壁が分厚くなる状態)します。重症の大動脈弁狭窄がさらに長期間に及ぶと左心室は拡大(心臓そのものが大きくなった状態)し、左心室の収縮が弱くなってしまいます。
大動脈弁狭窄症は、長い間症状を感じることなく進みます。しかし、無症状の間にも狭窄が進行してしまうので注意が必要です。やがて自覚できるほど狭窄が進むと、次のような症状が現れます。
ただ現実的には、大動脈弁狭窄症の特徴は症状がゆっくり進むことであるため、自分では異変に気付かず、健康診断で発覚するということが多いです。
自分で異変に気付く場合は、「今まで普通にできていたことができなくなった」、例えば「駅の階段を今までは苦労せず登れていたのに最近登れなくなった」などの経験で気付くことが多いです。「年のせいだと思っていたけれども、同窓会などで同級生と健康状態を比べた時に異変に気付く」という場合もあるようです。
胸痛、息切れ(坂道や階段などで息切れが生じてしまう状態)、失神などの症状は危険です。
中でも、失神には最も注意が必要です。症状が進行すると、最終的には安静にしていても苦しくなります。いつの間にか進行してしまう病気ですので、異変に気づき「あれ?」と思ったらすぐに病院を受診しましょう。
大動脈弁狭窄症に限らず、弁膜症の症状に早く気づくためには、活動性を高く保つ、つまり日常生活の中で適度に体を動かすことが大切です。活動性が低いと症状が出にくく、異変を自覚しにくいため、発見が遅れてしまいます。
特に男性の場合は、家事などをせずに活動性が高くないことが多いため、注意が必要です。一方、女性の場合は、外出や家事などにより一定の活動性を確保できるケースが多く、症状に気付きやすい傾向にあります。
また、活動性を高く保つことは、動脈硬化の予防にもつながります。ウォーキングなどの、激しすぎず継続できる運動を行いましょう。
現在のところ、大動脈弁狭窄症が遺伝するという根拠はありません。この病気の最大の原因は、加齢による変性、つまり動脈硬化です。そして、動脈硬化は遺伝などにかかわらず、誰にでも起こりうる状態です。
東京ベイ・浦安市川医療センター センター長、ハートセンター長
周辺で大動脈弁狭窄症の実績がある医師
国立国際医療研究センター 心臓血管外科 元科長・非常勤、北里大学医学部 診療准教授
内科、血液内科、リウマチ科、外科、心療内科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器内科、呼吸器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科、歯科口腔外科、麻酔科、乳腺外科、乳腺腫瘍内科、膠原病科
東京都新宿区戸山1丁目21-1
都営大江戸線「若松河田」河田口 徒歩5分、東京メトロ東西線「早稲田」2番出口 徒歩15分
東京都健康長寿医療センター 循環器内科 副院長
内科、血液内科、膠原病・リウマチ科、外科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器外科、腎臓内科、心臓血管外科、整形・脊椎外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科口腔外科、麻酔科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科
東京都板橋区栄町35-2
東武東上線「大山」南口および北口 徒歩4分
東京都健康長寿医療センター センター長
内科、血液内科、膠原病・リウマチ科、外科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器外科、腎臓内科、心臓血管外科、整形・脊椎外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科口腔外科、麻酔科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科
東京都板橋区栄町35-2
東武東上線「大山」南口および北口 徒歩4分
順天堂大学 心臓血管外科 主任教授、虎の門病院 循環器センター外科 特任部長
内科、血液内科、リウマチ膠原病科、外科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、歯科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科
東京都港区虎ノ門2丁目2-2
東京メトロ銀座線「虎ノ門」出口3 徒歩5分、東京メトロ日比谷線「霞ケ関」丸ノ内線、千代田線も利用可 徒歩8分
慶應義塾大学医学部循環器内科 特任准教授/心臓カテーテル室主任
内科、血液内科、リウマチ・膠原病内科、外科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産科、婦人科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科、歯科口腔外科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、内分泌内科、代謝内科、放射線診断科、放射線治療科、精神神経科、総合診療科、病理診断科
東京都新宿区信濃町35
JR中央・総武線「信濃町」 徒歩1分、都営大江戸線「国立競技場」A1出口 徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」1番出口 徒歩15分、東京メトロ銀座線「青山一丁目」0番出口 徒歩15分
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