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頭蓋底腫瘍の手術治療
頭蓋底腫瘍(ずがいていしゅよう)とは、目や鼻、喉などの近くにある頭蓋底にできる脳腫瘍です。頭蓋底には神経や血管が集中しているため、腫瘍の摘出には高度な技術と知識を要します。今回はJAとりで総合医...
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公開日 : 2018 年 03 月 29 日
更新日 : 2018 年 06 月 13 日

目次

頭蓋底腫瘍(ずがいていしゅよう)とは、目や鼻、喉などの近くにある頭蓋底にできる脳腫瘍です。頭蓋底には神経や血管が集中しているため、腫瘍の摘出には高度な技術と知識を要します。今回はJAとりで総合医療センターの脳神経外科部長である河野能久先生に頭蓋底腫瘍の手術における特殊性や実際の治療法についてお話を伺いました。

 

※脳腫瘍の概論、症状、手術治療についてはこちらをご覧ください。

記事1『脳腫瘍とは?種類や検査、治療法について』
記事2『脳腫瘍の症状とは?小児の脳腫瘍の症状についても解説』
記事3『脳腫瘍の手術治療‐手術方法や術後の合併症について』

頭蓋底腫瘍とは

頭蓋底の構造

頭蓋底(ずがいてい)は頭蓋骨のうち脳を下から支えている骨を指します。頭蓋底のすぐ下には鼻や目、喉の奥などが存在していて、これらの動きや感覚を司る神経は、脳から頭蓋底を介して顔面まで通じています。

つまり、頭蓋底には生活機能や生命維持のために非常に重要な神経や血管が密集していて、これらが硬い骨のなかを複雑に交差しながら走行しているのです。特に頭蓋底の真んなかになればなるほど神経の密集度は高くなります。

この頭蓋底にできた腫瘍を総称して頭蓋底腫瘍といいます。

頭蓋底腫瘍の特殊性や手術の難しさ

頭蓋底には重要な神経や血管が集まっていることなどから、その他の脳腫瘍(頭蓋底以外の場所にできる脳腫瘍)に比べて手術の難易度が高くなります。

頭蓋底腫瘍の手術では特に「腫瘍に到達すること」と「腫瘍を摘出すること」の2つの難しさがあります。

腫瘍に到達する難しさ

頭蓋底腫瘍摘出術は、そもそも腫瘍に到達すること自体が困難な手術です。

先述したように、頭蓋底腫瘍ができる場所は神経や血管が密集しているうえに、硬い骨でがっちりと守られています。それらを傷つけないように避けながらアプローチしていくことが頭蓋底腫瘍の手術における難しさの一つです。

腫瘍を摘出する難しさ

また、腫瘍を摘出することも非常に難易度の高い手技となります。

頭蓋底腫瘍には周囲の脳神経や血管などを巻き込みながら増殖していくという特殊性があります。そのため、腫瘍に巻き込まれている神経や血管を傷つけないように摘出を行うことが非常に難しい手術です。

頭蓋底腫瘍手術の発展

これらの難しさから、頭蓋底はかつて「no man's land(誰も立ち入れない領域)とよばれていました。しかし、近年解剖学的な知識や医療機器の発達によって、以前は治療が極めて困難な場所にあった頭蓋底腫瘍の摘出もできるようになってきました。

技術的な面では、神経モニタリング(術中に神経を刺激することで、神経がきちんと動いているかなどを確認するもの)や術中ナビゲーションシステム(手術をしている場所がリアルタイムで確認できるシステム)の発展、神経内視鏡技術の発達が頭蓋底腫瘍摘出術に大きく寄与しています。

脳腫瘍のページへ

弘前大学医学部を卒業後、東京医科歯科大学や茨城県内の市中病院で脳神経外科医としての臨床経験を積む。2016年にJAとりで総合医療センター脳神経外科部長に就任し、翌年東京医科歯科大学医学部臨床教授に就任。脳血管内治療や難易度の高い頭蓋底手術を専門とする。

「脳腫瘍」についての相談が3件あります

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