新型コロナワクチンには、新型コロナウイルスから(1)自分の健康を守る役割と、(2)家族や友達など自分の周りにいる人たちの健康を守る役割の2つがあります。そのため、できるだけ多くの人がワクチンを接種することで、新型コロナウイルスにかかる人を減らすことができるのです。では、ワクチンを接種したいと思ったら、何をすればよいのでしょうか。新型コロナワクチンの疑問について分かりやすくまとめました。
Webサイトか電話で予約を取ることができます。
<予約方法>
1.家に接種券(クーポン券)が届いたら、接種する会場を選びます
2. インターネットか電話で予約を取ります
国が出している「コロナワクチンナビ」のページにある「接種会場を探す」のリンクか、自分が住んでいる市町村の公式サイトを見ると分かります。そこにインターネットの予約ページや電話番号の詳細も載っています。
接種できる会場は、家の近くにある病院や公民館などです。
お金はかかりません。全員が無料で接種できます。
多くの人で接種した後は、注射した部分に痛みや腫れが出るなどの副反応が出ます。しかし、1〜3日くらいで自然に治ります。
「副反応が出る」と聞くと心配になるかもしれませんが、副反応とは体がワクチンの効果を出そうと一生懸命はたらくときに出る反応です。どんなワクチンでも副反応が出ることがあるということを知っておきましょう。
ほとんどが接種してから3日以内に、以下のどれか1つ以上の副反応が出るといわれています。
<接種してから3日以内に出ることがある副反応>
ほかにも、接種してからすぐに出る副反応に、アナフィラキシーという重い症状もありますが、もし出たとしても接種会場できちんと治療してもらえるので心配ありません。
接種した部分にひどい痛みや腫れがあったり、熱が高くなったりなど、気になることがあるときは、ワクチンを打ってもらったお医者さんや家の近くにある病院のお医者さんに相談しましょう。また、ワクチンについて相談できる「コールセンター」でも相談できます。
2021年7月時点では、ワクチンによって妊娠・出産に影響があるといった報告はありません。
これは、試験やワクチンを接種した妊婦さんの調査から分かっていることです。これからも試験や調査が必要ですが、今は妊婦さんもワクチンを打つメリットの方が上回るといわれています。
ワクチンを接種した当日は、激しいスポーツをするのはやめましょう。また大人の人は、お酒を飲まないようにしましょう。車を運転するのは大丈夫ですが、具合が悪いと感じるときはやめましょう。
また、接種した部分はきれいな状態をキープしましょう。お風呂は入っても大丈夫ですが、接種した部分を強くこすったりしないようにしましょう。
新型コロナワクチンは、12歳になっている人なら全員接種することができます。接種するかどうかは、自分でもワクチンについて十分に知り、家族などとも話し合いをしながら考えることが大切です。接種するかどうかについて迷ったり、心配ごとや疑問があったりする人は、家の近くの病院やワクチンについて相談できるコールセンターに相談するとよいでしょう。また、ワクチン接種の方法や、副反応などにについて分かりやすくまとまっている「新型コロナワクチンQ&A」を見てみるのもおすすめです。
取材依頼は、お問い合わせフォームからお願いします。