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ワクチンの仕組みマンガで―こびナビ主催「コロナ漫画大賞」受賞作品が決定

公開日

2021年09月14日

更新日

2021年09月14日

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2021年09月14日

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この新型コロナウイルス感染症に関する記事の最終更新は2021年09月14日です。最新の情報については、厚生労働省などのホームページをご参照ください。

新型コロナウイルス感染症や新型コロナワクチンに関する正確な情報を届けようとする医師の有志団体こびナビ(COV-Navi)が、2021年6月30日から8月7日に募集した「コロナ漫画大賞」の受賞作品が決定しました。

作品は、「新型コロナワクチンの仕組み」部門、「コロナと私たちの生活(フリーテーマ)」マンガ部門、「コロナと私たちの生活(フリーテーマ)イラスト」部門の3部門で募集され、99作品の応募がありました。

全作品の中から大賞1作品が決定し、大賞を受賞した作品以外の2つの部門ごとに部門賞を授与しました。そのほか審査員を勤めたタレントのゆうこすさんや、実業家の堀江貴文さんなどが、それぞれ審査員特別賞を選定しています。

受賞作品は、コロナ漫画大賞特設ページでご確認いただけます。

本稿では、審査員特別賞の1つ「メディカルノート賞」を受賞した作品を掲載します。

メディカルノート賞―こなみ いっぺい「ミッション・イン ザ ボディ-mRNAワクチンの秘密-」

こなみ いっぺいさんの受賞コメント

現在、日本(世界)ではデルタ株による感染が広がっておりますが、現場で対応されている医療従事者の方々は心身共に大変な思いをされていることと思います。ワクチンが普及することにより、少しでも早く負担が軽くなればと思います。また、実際に新型コロナに感染して苦しむ患者さんも、ワクチンの普及によって少しでも減っていけば喜ばしいことですし、このマンガが一般の方々にとってワクチンの理解への一助となれば幸いです。

今回、コロナマンガ大賞に向けてワクチンの仕組みを数ページのマンガで描くにあたり、情報の取捨選択や形式面をどのようにするか悩みました。マンガの長所に、言葉だけで理解することが難しくとも、絵がその理解を助けてくれるという点が挙げられます。論文や言葉のみで理解できる方は、このマンガを読む以前にすでにコロナに関して色々と知っておられるでしょうから、今回はたとえ文章を読む習慣がない方であっても、マンガを読むことでイメージによる理解を促進できればと思いました。

新型コロナウイルスや医療に関して、マンガを活用することのメリットはほかにもあると思っております。マンガは人の心理を表現できます。今回のマンガは情報としての側面に特化させましたが、病気に向き合う人の気持ちに寄り添うこともマンガであれば可能です。コロナ禍とは、おそらく実害が半分、不安やストレスからくる言わば心理的症候群(たとえ体調に変化がなくともデマやヘイトに走ったり、鬱になったりなど)とでも呼べるようなものの害が半分かと思います。そうした不安やストレスを引き受けて、ほんの少し肩代わりするような作品にも今後取り組んでみたいと考えております。

コロナマンガ大賞MN賞 漫画

コロナマンガ大賞MN賞 漫画3

コロナマンガ大賞MN賞 漫画4

コロナマンガ大賞MN賞 漫画5

コロナマンガ大賞MN賞 漫画6

コロナマンガ大賞MN賞 漫画7

コロナマンガ大賞MN賞 漫画8

コロナマンガ大賞MN賞 漫画9

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