「記事1:ペインクリニックとは」では、ペインクリニックの役割や受診のタイミングなどについてお伝えしました。ここでは、治療できる痛み・部位・病気などについて順天堂大学医学部附属順天堂医院 麻酔科学・ペインクリニック教室 教授の井関雅子先生にお話をお伺いしました。
◎がんに伴う痛み(がんが直接原因している痛み、がん治療による痛み:化学療法・放射線療法・手術後疼痛)、がんに直接関係のない他の疾患から発生した痛み)
◎三叉神経痛(顔の表面で激痛が数十秒ほど起こること)
◎脊椎疾患(頸椎・腰椎)
◎頭痛
◎糖尿病などの代謝障害
◎脳梗塞後の手足の痛み
◎高齢化など
胃潰瘍・胆石・尿管結石など(胃潰瘍は抗潰瘍薬の投薬、胆石・尿管結石などは投薬や手術などで治療する)
頭・顔・首・肩・胸・背中・腹部・腰・脚・骨盤内・陰部など体全体の痛みが対象となります
■顔面痛
■三叉神経痛
■帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛
■肩関節周囲炎(いわゆる五十肩。肩関節が痛み、関節の動きが悪くなる)
■胸郭出口症候群(鎖骨や肋骨周辺の筋肉が血管や神経の通り道を圧迫し、肩甲骨周辺や腕・手指にしびれやだるさ、痛み等の症状を起こす症状)
■がん性疼痛
■閉塞性動脈硬化症
■バージャー病(四肢の末梢動脈の内膜の炎症により動脈に閉塞を起こし、血流障害が生じる病気)、
■膠原病
■術後痛全般
■幻肢痛(すでに切断したはずの手足がまだあるように思われ、痛むこと)
■糖尿病による手足の神経痛 など
なお、順天堂大学医学部附属順天堂医院 麻酔科・ペインクリニックを受診される方(初診)の内訳は以下のようになっています。
(※参考:順天堂大学医学部附属順天堂医院 麻酔科・ペインクリニック内診療実績)
順天堂大学 医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座 教授 (大学院医学研究科疼痛制御学 教授併任)
順天堂大学 医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座 教授 (大学院医学研究科疼痛制御学 教授併任)
日本麻酔科学会 理事・麻酔科専門医・麻酔科指導医日本ペインクリニック学会 理事・ペインクリニック専門医日本緩和医療学会 会員日本頭痛学会 指導医日本疼痛学会 理事日本慢性疼痛学会 理事日本運動器疼痛学会 副理事長日本区域麻酔学会 評議員日本臨床麻酔学会 会員日本整形外科学会 会員日本神経精神薬理学会 会員日本ニューロモデュレーション学会 理事日本アルコール・アディクション医学会 会員国際疼痛学会(IASP) 会員World Institute of Pain(WIP) 会員
日本麻酔科学会指導医、日本ペインクリニック学会認定ペインクリニック専門医、日本頭痛学会指導医、日本緩和医療学会暫定指導医。日本ペインクリニック学会認定ペインクリニック専門医ならではの治療を行う、数少ない医師の内の一人。「患者を第一に考えた「痛み」の治療をする」ことをモットーとする。また、麻酔科医としての神経ブロック治療等の他にも、臨床心理士と連携することで心の面からの「痛み」のケアにも力を入れている。オピオイドの使用に関するガイドライン作成にも携わり、日本における乱用防止の啓発も行っている。
井関 雅子 先生の所属医療機関
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まずはメディカルノートよりお客様にご連絡します。
現時点での診断・治療状況についてヒアリングし、ご希望の医師/病院の受診が可能かご回答いたします。