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卵巣がんとは
卵巣がんは日本では最近増加傾向にあります。その治療成績は、進行期(病気がどのくらい広がっているか)と組織型(卵巣中のがんの発生母地)によって左右されます。国際医療福祉大学病院副院長、産婦人科部長...
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卵巣がんとは

公開日 2016 年 05 月 23 日 | 更新日 2017 年 05 月 08 日

卵巣がんとは
大和田 倫孝 先生

国際医療福祉大学病院 院長 国際医療福祉大学病院 産婦人科部長 国際医療福祉大学 教授

大和田 倫孝 先生

卵巣がんは日本では最近増加傾向にあります。その治療成績は、進行期(病気がどのくらい広がっているか)と組織型(卵巣中のがんの発生母地)によって左右されます。国際医療福祉大学病院副院長、産婦人科部長の大和田倫孝先生に卵巣がんについてお話をうかがいます。

卵巣がんとは

卵巣がんは、病気の進行具合により下記のように分類されます。

<卵巣がんの手術進行期 (卵巣がん治療ガイドライン2015年版より引用)>

I期:卵巣内限局発育

IA期:腫瘍が一側の卵巣(被膜破綻がない)あるいは卵管に限局し、被膜表面への浸潤が認められないもの。腹水または洗浄液の細胞診にて悪性細胞の認められないもの

IB期:腫瘍が両側の卵巣(被膜破綻がない)あるいは卵管に限局し、被膜表面への浸潤が認められないもの。腹水または洗浄液の細胞診にて悪性細胞の認められないもの

IC期:腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に限局するが、以下のいずれかが認められるもの 

 IC1:手術操作による被膜破綻

 IC2:自然被膜破綻あるいは被膜表面への浸潤

 IC3:腹水または腹腔洗浄細胞診に悪性腫瘍が認められるもの

期:腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に存在し、さらに骨盤内(小骨盤腔)への進展を認めるもの、あるいは原発性腹膜癌

ⅡA期:進展ならびに/あるいは転移が子宮ならびに/あるいは卵管ならびに/あるいは卵巣に及ぶもの

ⅡB期:他の骨盤部腹腔内蔵器に進展するもの

期:腫瘍が一側または両側の卵巣あるいは卵管に存在し、あるいは原発性腹膜癌で、細胞学的あるいは組織学的に確認された骨盤外の腹膜播種ならびに/あるいは後腹膜リンパ節転移を認めるもの

ⅢA1:後腹膜リンパ節転移陽性のみを認めるもの(細胞学的あるいは組織学的に確認)

  ⅢA1(i):転移巣最大径10㎜以下

  ⅢA1(ii):転移巣最大径10㎜をこえる 

ⅢA2期:後腹膜リンパ節転移の有無にかかわらず、骨盤外に顕微鏡的播種を認めるもの

ⅢB期:後腹膜リンパ節転移の有無にかかわらず、最大径2㎝以下の腹腔内播種を認めるもの

ⅢC期:後腹膜リンパ節転移の有無にかかわらず、最大径2㎝をこえる腹腔内播種を認めるもの(実質転移を伴わない肝および脾の被膜への進展を含む)

期:腹膜播種を除く遠隔転移

ⅣA期:胸水中に悪性細胞を認める

ⅣB期:実質転移ならびに腹腔外臓器(鼠径リンパ節ならびに腹腔外リンパ節を含む)に転移を認めるもの

<卵巣がんの組織学的分類>

I.表層上皮性・間質性腫瘍

漿液性腺癌

粘液性腺癌 

類内膜腺癌 

明細胞腺癌 

腺癌線維腫 (上記の各型)

癌肉腫

腺肉腫

未分化卵巣肉腫 

悪性ブレンナー腫瘍 

移行上皮癌 

未分化癌

II.性索間質性腫瘍

線維肉腫

セルトリ・間質細胞腫瘍  (低分化型)

III.胚細胞腫瘍

ディスジャーミノーマ

未分化胚細胞腫

卵黄嚢腫瘍

胎芽性癌

多胎芽腫

絨毛癌

悪性転化を伴う成熟嚢胞性奇形腫

未熟奇形種(G3)

IV.その他

小細胞癌

大細胞神経内分泌癌

肝様癌

最も多いのは表層上皮性・間質性腫瘍で、全体の90%以上を占め、胚細胞腫瘍は若年者に好発します。

 

卵巣がん(大和田倫孝先生)の連載記事

産婦人科診療のなかでも婦人科悪性腫瘍(がん)の治療を専門とする。妊孕性温存と根治性という相反する要望に対して長年の経験を生かし、婦人科がんの妊孕性温存手術なども積極的に実施している。遺伝子治療の基礎的研究や分子標的治療などの研究、診療にも携わる。

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