日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会(村上信五理事長)は2022年1月13日、名称変更に伴う新しいロゴデザインを決定したと発表した。同学会ウェブサイト内のロゴマークを順次置き換えるとともに、3月に予定している耳鼻咽喉科月間を皮切りに新しいロゴをPRしていくとしている。
同学会は、耳鼻咽喉科頭頸部外科が口腔がんや甲状腺がんなどを含む「脳と目を除く首から上の全ての病気の外科的治療」を行う診療科であることを国民に広く理解してもらうことを目的に、従来の「日本耳鼻咽喉科学会」から2021年6月、現在の名称に変更した。先進諸国ではほとんどが頭頸部外科を含む名称になっていることや、国内の医育(医師養成教育)機関の講座名や診療科名でも72%が「耳鼻咽喉科頭頸部外科」「耳鼻咽喉・頭頸部外科」としていることなども背景にある。
名称変更に伴うロゴマークリニューアルにあたり、同学会、会員が所属する施設従事者からデザインを公募。応募55点の中から芸術関連の専門家、広報委員会の審査を経て2021年12月の理事会の最終選考で承認された。
ロゴは、耳鼻咽喉科頭頸部外科の英語表記「OtoRhinoLaryngology-Head and Neck Surgery」からO、R、L、H、N、Sの6文字が、学会を象徴する「横顔」の対応する場所にあしらわれている点などが評価された。オリジナルのデザインに、デザイナーによるブラッシュアップが加えられている。
基本デザインのほかに2つのバリエーションを展開し、用途によって使い分けるという。
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