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末梢動脈疾患や透析シャント狭窄・閉塞に対する血管内治療について

疾患啓発(スポンサード)

最終更新

2019/06/28

2019 年 06 月 28 日
掲載しました
末梢動脈疾患や透析シャント狭窄・閉塞に対する血管内治療について
医療法人高岡みなみハートセンター みなみの杜病院 理事長 平瀬 裕章 先生

医療法人高岡みなみハートセンター みなみの杜病院 理事長

平瀬 裕章 先生

目次
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末梢動脈疾患や透析シャント狭窄・閉塞などで、血管が狭くなったり閉塞したりして血液が流れにくくなった場合、血管を内側から広げる「血管内治療」を行います。以前は、PTA(経皮的血管形成術)と呼ばれていましたが、現在(2018年)では末梢動脈疾患の血管内治療は「EVT」、透析シャント狭窄・閉塞の血管内治療は「VAIVT(バイブト)」と呼ばれることが多くなってきています。

今回は、それぞれの治療法について 医療法人 高岡みなみハートセンター みなみの杜病院理事長である平瀬裕章先生にお話を伺いました。

※末梢動脈疾患については「記事1」を、透析シャント狭窄・閉塞については「記事2」をご覧ください。

末梢動脈疾患に対する血管内治療「EVT」とは

末梢動脈疾患とは、動脈硬化によって足の動脈が狭くなったり閉塞したりする病気です。末梢動脈疾患を発症すると、足に十分な血液が流れなくなり、歩行時に痛みが生じたり、皮膚に潰瘍(かいよう)*ができたりしてしまいます。もっとも重症な場合には、足が壊疽(えそ)*して足の切断に至るケースもあります。

このような状態から足を守るために、末梢動脈疾患の患者さんに対して行われる治療法が「EVT:Endovascular Treatment」です。

EVTとは、カテーテルを血管内に挿入して、病変部をバルーン(風船)で内側から広げる治療法です。バルーンで拡張したあとは、再狭窄・閉塞を防ぐためにステント(金属でできた網)を留置することもあります。

*潰瘍…皮膚がえぐれたようになった状態

*壊疽…皮膚や組織が腐ってしまった状態

EVTの適応

EVTは末梢動脈疾患の症状がある患者さんに対して行われる治療法です。ただし、強い動脈硬化によって血管がぼろぼろに脆くなっていたり、病変部分が非常に長かったりする場合にはEVTができないことがあります。その場合には、患者さん自身の血管や人工血管を使用して血液の通り道を作る外科手術である「バイパス手術」を行います。