ステント留置術は、ステントに血栓がつきやすいというリスクがあります。しかし、大きな動脈瘤の場合そのリスクよりも破裂する確率のほうが高くなるため、治療を行ったほうが望ましいといわれます。昭和大学脳神経外科寺田友昭先生に巨大動脈瘤の実際の症例についてお話をうかがいます。
くも膜下出血の家族歴があり、頭痛の症状があり検査を受けたところ未破裂動脈瘤が発見されました。動脈瘤をコイルで塞栓し、その後ステントを置いて治療を終えました。
血管内に複数のステントを置くと、そのステントに血栓がつきやすいというリスクがあります。そのため、ステントが多ければ多いほど血栓塞栓性合併(脳梗塞)のリスクも高くなります。ただし、25ミリ以上の巨大動脈瘤はそのまま放置すると高率に破裂することがわかっています。つまり、治療によって血管がつまりやすくなる可能性はあるものの、「そのリスクよりも破裂するリスクのほうが高い」ため、大きい動脈瘤はステントを用いてでも治療をしたほうが望ましいといえます。また、2016年の秋ごろからはフローダイバータという網目の細かいステントによる治療も藤が丘病院で行われるようになります。このステントを留置するだけで動脈瘤が自然に閉塞することが知られています。
昭和大学藤が丘病院脳神経外科 教授
寺田 友昭 先生の所属医療機関
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未破壊脳動脈瘤の予防処置について
開頭クリッピング術とカテーテルによるコイル術の違いを教えてください
めまいで受診したところ脳動脈瘤が見つかり、経過観察と言われた
半年ぐらい前からめまいがひどく、横から殴られたようにぐらついたり、視界が揺れたりしていたため、 耳鼻咽喉科を受診したところ、異常なしと診断を受けたが、脳神経外科の受診を勧められた。 その後、脳神経外科を受診したところ、脳動脈瘤という診断を受けたが、めまいの直接的な原因ではないと言われた。 脳動脈瘤の方はまだ大きくはないので経過観察だが、若いので念のため半年おきにMRIを撮るという流れになった。 この場合、めまいに対しては何科を受診したらよいのか。 また、脳動脈瘤に関しては引き続き同じ脳神経外科でMRIを撮りに行った方が良いのか。それとも一度別の病院にかかった方が良いのか。
未破裂脳動脈瘤の治療に関して
10年ほど前に脳底動脈に脳動脈瘤を指摘され、高血圧、高脂血症の薬を内服中でございます。頸部の動脈狭窄もあるため、抗凝固剤も内服しております。 ここ数年で動脈瘤の大きさが2倍くらいになり、現在の大きさは5~6mmです。大きさはさほど問題は無いようなのですが、瘤の形が突き出ている角?のようなものが数カ所あり、それも大きくなっているとのことで、何らかの治療を勧められました。 しかし、動脈瘤の位置が開頭では確認しにくい位置にある為クリッピングは難しく、コイリングが最も良いだろうと言われました。コイリングに関しても、これ以上ネックが大きくなったら難しくなるとのことです。 一番問題なのが、ヨード過敏症があると言うことです。 40年以上前の腎結石の際の造影で、全身に湿疹が出来、ヨード過敏を指摘されました。そのため、どこの病院に行っても治療は出来ないと言われてしまいます。 何か良い方法はないものかと悩んでおります。 私の叔母が40歳代でくも膜下出血で、母が脳出血で亡くなっていること、高血圧の持病もあり、時々血圧が220以上まで跳ね上がる事もあるため、何とか治療できたらと願っております。 何か良い方法があればご教授頂きたく、ご相談させて頂きました。 よろしくお願いいたします。
クモ膜下出血はどのような人がなるのでしょうか?
先日、友人のお母さんがクモ膜下出血で亡くなったという話を聞きました。発見が遅く、発見されたときにはすでに亡くなっていたそうです。私には一人暮らしの母が地元にいるのですが、この話を聞いてから母が突然、倒れるのではないかと心配になることがあります。クモ膜下出血って、そもそもどのような人がなるのでしょうか?ならないように気を付けることができるのでしょうか?
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