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脳腫瘍とはどんな病気? 検査したほうがよい症状について

疾患啓発(スポンサード)

最終更新

2019/12/23

2019 年 12 月 23 日
掲載しました
脳腫瘍とはどんな病気? 検査したほうがよい症状について
寺坂 俊介 先生

柏葉脳神経外科病院 理事長・院長

寺坂 俊介 先生

目次
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脳腫瘍とは、脳の表面や組織にできる腫瘍の総称です。腫瘍ができていても症状が出ないこともありますが、進行すると、起床時の頭痛、嘔吐などが起こることがあります。なかには、命に関わる種類の脳腫瘍もあります。早期発見のため、脳腫瘍の症状に気づいたら、病院でMRI検査を受けることが重要です。

今回は、脳腫瘍とはどのような病気なのか、柏葉脳神経外科病院理事長・院長の寺坂俊介先生に伺いました。

脳腫瘍とはどんな病気? 

良性と悪性の違いについて

脳腫瘍にはさまざまな種類があり、大別すると“良性脳腫瘍”と“悪性脳腫瘍”に分けられます。脳の表面を包んでいる膜や、脳神経、脳の血管など、脳組織以外のところから発生する腫瘍は、ほとんどが良性脳腫瘍です。一方、脳そのものから発生する腫瘍は、ほとんどが悪性脳腫瘍です。

悪性脳腫瘍は、治療が困難な病気のひとつです。たとえば、“膠芽腫(こうがしゅ)”という脳腫瘍は、固形がんの中でもっとも治療が困難で、5年生存率が10%程度の病気だといわれています。

脳腫瘍が発生する原因は分かっていない

脳腫瘍がなぜ発生するのか研究が進められているものの、はっきりとした原因は分かっていません(2019年12月時点)。また、ほかの病気や生活習慣との因果関係も分かっていないため、脳腫瘍の発生そのものを予防することは難しいと考えられます。

患者数について

脳腫瘍は、肺がん乳がんなどのよく知られているがんと比べて、発生率が少ない希少がんのひとつです。人口10万人に対して、1年間に14~15人ほど発生するといわれています。

脳腫瘍のなかでも発生頻度が高いのは、脳を包む膜から発生する“髄膜腫(ずいまくしゅ)”、脳そのものから発生する“グリオーマ神経膠腫(しんけいこうしゅ)”、下垂体と呼ばれる部分から発生する“下垂体腺腫”、脳神経から発生する“神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)”です。

発症しやすい年齢について

腫瘍の種類によって、発生しやすい年齢層にそれぞれ特徴があります。

たとえば、頭の後ろの小脳に発生する“髄芽腫(ずいがしゅ)”は、子どものときに発生しやすい腫瘍です。先に述べた膠芽腫(こうがしゅ)は、壮年から老年にかけて多く発生します。“頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)”のように、小児期と成人期のどちらにも発生のピークがみられる脳腫瘍もあります。

転移性脳腫瘍とは?

近年、がんを抱えている患者さんの数は非常に多くなりました。医療の進歩によって内科的な治療方法が向上し、免疫系の治療や、分子標的薬を用いて、がんの患者さんが長期に生存できるようになってきているからです。

それに伴って、がんが脳に転移してくることもあります。このような脳腫瘍を“転移性脳腫瘍”といいます。

先に述べたように、脳そのものから発生する腫瘍や、脳の組織以外から発生する腫瘍は、“原発性脳腫瘍”といいます。正確なデータはまだ出ていませんが、原発性の脳腫瘍よりも転移性の脳腫瘍のほうが、数は多いだろうといわれています。

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