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急性心不全とはどんな病気か?

インタビュー

最終更新

2018/08/09

2018 年 08 月 09 日
更新しました
2016 年 11 月 04 日
掲載しました
急性心不全とはどんな病気か?
日本心臓財団

日本心臓財団

心不全とは心臓の機能、つまり全身に血液を送り出すポンプの力が低下した状態の総称で、あらゆる臓器を含め全身に必要量の血液を送り出すことができなくなったり、肺や全身に血液が滞るうっ血状態になったりする病態です。心不全には大別すると、慢性心不全と急性心不全がありますが、心臓のポンプ機能が「急激に低下」することによって血液循環が維持できない状態と血液が滞るうっ血状態とが短期間のうちに起こることを急性心不全と呼んでいます。

心不全には収縮不全と拡張不全とがあります。収縮不全は血液を送り出す力の低下した状態ですが、拡張不全は血液が心臓にもどりにくくなった状態です。両者はしばしば伴ってみられます。

急性心不全とは?

心筋梗塞や、様々な心臓の基礎疾患が原因となる

急性心不全の原因として最も多いのは突発的に発症する急性心筋梗塞などの虚血性心疾患です。心臓を動かすための筋肉(心筋)に必要な酸素や栄養素を送る冠動脈が閉塞して、心筋の一部が酸素不足(虚血状態)に陥ってしまうことに起因します。一方で、慢性的な心不全を抱えている患者さんの容体が急激に悪化して起こる場合もあります。

たとえば、

  • 心臓に余分な負担がかかる高血圧症
  • 心臓内の血流を制御する弁に障害を生じる心臓弁膜症
  • 心臓の筋肉に障害を生じる心筋症や心筋炎

その他にも先天性心疾患や甲状腺機能亢進症、不整脈、糖尿病などは慢性心不全を引き起こす原因となります。慢性心不全を患っている患者さんが、精神的・肉体的ストレスを受けたり、暴飲暴食をしたり、風邪や感染症にかかったり、あるいは貧血や妊娠などをきっかけに急性心不全を起こすことがあります。

急性心不全の症状

代表的なのは激しい呼吸困難

代表的な症状としては、激しい呼吸困難や咳き込み、血痰、胸部の痛み・圧迫感、脈拍数の増加、動悸、乏尿、腹部膨満、冷や汗、顔面の皮膚蒼白、冷感、浮腫、腹水、全身が酸素不足に陥いると唇や爪先、皮膚や粘膜などが青紫色に変色するチアノーゼ、さらに意識障害が現れることもあります。多くの場合、血圧は低下します。