連載新型コロナと闘い続けるために

新型コロナで重症化する人の特徴や経過を見える化―「COVIREGI-JP」がダッシュボード公開

公開日

2022年04月20日

更新日

2022年04月20日

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2022年04月20日

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この新型コロナウイルス感染症に関する記事の最終更新は2022年04月20日です。最新の情報については、厚生労働省などのホームページをご参照ください。

国立国際医療研究センター(NCGM)国際感染症センターは2022年3月31日、「COVID-19に関するレジストリ研究(COVIREGI-JP)」に登録されたデータを活用したダッシュボード(グラフなどで分かりやすく表示するツール)を作成・公開したと発表した。一般の方、医療関係者によらず誰でも閲覧可能だ。

*医師の方向けに、研究への参加方法などを含むより詳細な情報を提供しています。こちらからご覧ください(閲覧には会員登録が必要です)。

COVID-19の臨床像や疫学的動向を「見える化」

COVIREGI-JPは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で重症化する方の特徴、経過、薬剤投与後の経過などを明らかにすることを目的とした観察研究(レジストリ)。研究代表者はNCGM国際感染症センター長の大曲貴夫氏。全国の医療機関に入院したCOVID-19患者を対象とし、登録された症例は6万例を超える。日本最大級のCOVID-19入院患者データを集積する研究となっている。

ダッシュボードには、このレジストリにどのような症例が登録されているか、症例にはどのような傾向があるかなどが表示される。具体的には▽重症度別登録患者数の推移▽年齢・男女構成▽症状▽併存疾患▽入院治療で使用した薬物▽呼吸補助治療▽喫煙状況――などの情報を視覚的に得ることができる。また、都道府県や期間による絞り込みも可能だ。

ダッシュボード閲覧の注意点

この研究への参加・登録は任意で行われている。各病院の全症例が入力されているわけではなく、地域によって登録状況が異なることから、国内・各地域の状況をそのまま反映するものではない。

グラフに反映される登録データは毎月下旬、前月までに登録・入力されたもの。たとえば、3月上旬に閲覧したデータは1月時点の情報だ。また、登録されるのは患者が退院した後のため、登録には一定の時間を要することが予想され、入院が長期化した症例は反映されていない可能性もあるとしている。また、データクリーニング途中のデータも含まれるという。

【参考】

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