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インタビュー

公開日 : 2015 年 10 月 16 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

前立腺がんとは? 手術法の変遷

前立腺は手術が難しい臓器であることを『前立腺とは。生殖に必要な臓器』で解説しました。前立腺の代表的な病気に、前立腺がんがあります。前立腺がんには手術と言う面からだけでも様々な治療法がありますが、その手術治療法は長年の研究と開発を経て大きく発展してきています。前立腺がんの手術治療の歴史とその変遷について、山王病院泌尿器科医長の大久保秀紀先生にお話をお伺いしました。

前立腺がんとはどのような病気か

前立腺がんは、初期には自覚症状がほとんどなく、PSAという腫瘍マーカーが導入される以前は、がんが発見された時にはかなり進行してしまっていることも少なくありませんでした。また、進行速度がゆっくりで、悪性度も様々なパターンがあります。

※PSA…前立腺特異抗原(prostate-specific antigen)の略語。精液中に分泌されるタンパクの一種で、前立腺の上皮細胞から分泌される。前立腺に異常があると血液中にPSAが大量放出されるため、血液中の濃度が上昇する。健常者のPSAの値はだいたい2ng/ml以下だが加齢に伴って増加する傾向にある。一般的には4ng/ml以上で「PSAが高い」と診断される。

前立腺がんの治療―かつての治療方法

前立腺がんの治療における時代の流れを「手術」ということに限って比較すると、治療の歴史は最初が開腹手術からのスタートで、技術が進歩するにしたがって腹腔鏡下手術が登場し、のちにロボット支援手術へ移行していったという流れになります。つまり、かつて腹腔鏡下手術もロボット支援手術も実施されていなかった時代は、開腹手術による治療が前立腺がんの治療ではメインでした。

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