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公開日 : 2017 年 12 月 15 日
更新日 : 2017 年 12 月 15 日

第20回男性不妊フォーラム『本邦での精子凍結保存の実態調査』

2017年11月16日(木)・17日(金)、山口県下関市の山口県国際総合センター海峡メッセ下関にて第62回日本生殖医学会学術講演会が開催されました。

本記事では日本生殖医学会学術講演会内で行われた、第20回男性不妊フォーラムの湯村寧先生(横浜市立大学附属市民総合医療センター生殖医療センター泌尿器科)による「本邦での精子凍結保存の実態調査」の講演内容をレポートします。

本邦での精子凍結保存の現状

がんの治療法は日々進歩しており、若年のがん患者さんの予後は飛躍的に向上しているといえます。一方で化学療法や放射線療法など、がん治療の内容によっては妊孕性に影響を及ぼすと考えられています。そのため、このようながん患者さんに対しては、妊孕性温存のための唯一の方法として精子凍結が行われています。しかし、卵子や胚とは異なり、精子凍結は登録制ではないため、現状把握が難しいという課題がありました。そこで私たちは、厚生労働省の支援を受けて聖マリアンナ医科大学産婦人科学講座 教授 鈴木直先生のもと、本邦における精子凍結保存に関する実態を調査しました。

湯村先生

調査方法・調査対象

精子凍結保存の実態を調査するため、全国695施設に無記名のアンケート調査を実施しました。

アンケートの実施期間は2016年11月9日から12月18日までです。

調査対象の施設

  • 日本生殖医学会のホームページ上で精子凍結を行っていると公開している施設
  • ART(生殖補助医療)認定施設
  • 各大学病院の産婦人科・泌尿器科

調査項目

施設形態、年間の精子凍結の依頼件数、凍結精子の使用数、精子凍結保存の更新を行う患者さんの割合や更新に来なかった患者さんへの対応などを質問しました。

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