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狭心症の原因-加齢や不規則な生活習慣がリスクになる
狭心症や心筋梗塞などの心疾患は「突然起こる」というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。では、どのように狭心症は起こるのでしょうか。狭心症の原因と発症のメカニズムについて、山王病院...
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狭心症の原因-加齢や不規則な生活習慣がリスクになる

公開日 2016 年 05 月 27 日 | 更新日 2017 年 12 月 11 日

狭心症の原因-加齢や不規則な生活習慣がリスクになる
山沖 和秀 先生

医療法人財団順和会 山王病院 副院長/ 国際医療福祉大学臨床医学センター 教授

山沖 和秀 先生

狭心症や心筋梗塞などの心疾患は「突然起こる」というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。では、どのように狭心症は起こるのでしょうか。狭心症の原因と発症のメカニズムについて、山王病院 副院長 山沖和秀先生にお話しいただきました。

狭心症の原因

加齢や不規則な生活習慣などによって冠動脈の血管の壁にコレステロールなどの脂質が沈着し、血管内が狭くなって血液が流れにくくなることです

また血管が狭くなる(血管狭窄)原因は、糖尿病・脂質異常症(高コレステロール血症)、高血圧などの疾患によって引き起こされる動脈硬化です。

また動脈硬化のリスクファクターは以下のとおりです。

  • 喫煙
  • 脂質異常症(糖分・脂肪分の取りすぎや遺伝的体質など)
  • 運動不足
  • ストレス
  • 遺伝(家系に心筋梗塞や脳卒中などの人がいる)
  • 年齢
  • 性別(男性に多いが、閉経後の女性は男性と同様のリスク)
  • 病歴(狭心症・心筋梗塞・脳梗塞の既往、高血圧、慢性腎障害、閉塞性動脈硬化症、大動脈瘤、痛風、ステロイド剤の服用など)

脳梗塞・脳動脈瘤・閉塞性動脈硬化(手足の血管の動脈硬化により、手足への血流が滞りさまざまな症状があらわれる病気)などの既往歴がある方は、心筋梗塞や狭心症のリスクも高いといえます。心臓だけではなく、全身の血管の状態についても意識することが重要です。

発症までのメカニズム

血管の内膜の中にコレステロールなどの脂肪分が蓄積し、徐々に脂肪分が沈着(プラークとなる)して、血管が狭くなります。狭心症は、血管狭窄が進行して徐々につまるのではありません。運動などの何らかの影響でプラークが破綻して、そのプラークが破れた部分に血の塊(血栓)が生じ、血管が狭窄・閉塞します。たとえ血管の細さが50%程度しかなくても、症状はあらわれません。一方、血管がそれほど狭窄していなくても、プラークがなんらかの理由により破綻すれば、狭心症や心筋梗塞を起こしてしまうのです。つまり、「あるとき突然に起こる」のが狭心症や心筋梗塞です。

先に述べた安定狭心症は、血管の狭窄はありますが、プラークが破れていない状態といえます。ただし、血管が狭くなっているため、運動時などには症状がでる場合があります。

狭心症発症までのメカニズム

 

高血圧、低血圧、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全、脂質異常症、メタボリックシンドロームなど、循環器内科全般の診療を行っている。特に山王病院は、中規模病院であり、他領域の診療科と緊密な連携を取りやすいため、幅広い、全身的な治療を目指している。

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