
心臓の急所に起きた心筋梗塞や狭心症、心臓の血管のうち多数が狭窄(狭くなること)や閉塞している場合に必要となる冠動脈バイパス術。心臓病の専門病院・石川島記念病院の院長であり心臓病(虚血性心疾患)の外科的治療のエキスパートである南雲正士先生に、その概要を伺いました。
心筋梗塞や狭心症に対するバイパス手術とは、CABG(Coronary=冠動脈、Arterial=動脈、Bypass Grafting=バイパス手術)とも呼ばれ、道路のバイパスと同様に流れを良くする目的で作ります。心臓に血液を供給するための冠動脈が狭くなっていたり閉塞している場合に、問題がある血管にグラフトと呼ばれる別の血管をつなげ、血液を迂回させてあげる手術です。
これによって、血流が悪くなっている血管により多くの血液が流れるようになります(下図)。
冠動脈のバイパス手術はおおまかに分けると2つの方法があります。心臓の代わりに人工心肺装置という機械によって、血液を体外で循環させて行う方法と、オフポンプ(off-pump CABG)という、人工心肺装置(ポンプ)を使わず(オフ)、心臓を動かしたまま行う方法です。
オフポンプよりも以前から確立されていた方法が、人工心肺装置を使って体外で血液を循環させ、その間に手術を行う方法です。人工心肺の使用中は、心停止にする場合としない場合がありますが、心停止にするのが主流です。
最近では、より身体への負担の少ないオフポンプが増えています。しかし、今でも人工心肺を使うバイパス手術が行うことはあり、主に以下のような場合に行います。
現在では、日本で行われるバイパス手術は約60%が人工心肺を使用しない、オフポンプでの手術になっています。また私自身はこの15年間近くオフポンプ手術を行ってきました。
前述のように今でも人工心肺を使用した手術が必要になる場合はあります。しかしオフポンプの方が心臓を動かしたまま、体外循環を使わないために、身体への負担が少なく、手術そのものも安全で、術後の経過も良いのです。また、血管の吻合(つなぐこと)やバイパスのクオリティについては、オフポンプと人工心肺の場合で特に違いはないと考えています。
周辺で心筋梗塞の実績がある医師
東京都立多摩総合医療センター 副院長(前循環器内科部長)
内科、血液内科、リウマチ科、外科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科口腔外科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、緩和ケア内科、感染症内科、消化器内科、内分泌内科、代謝内科、膠原病内科、脳神経内科、血管外科、頭頸部外科、精神神経科、総合診療科、病理診断科
東京都府中市武蔵台2丁目8-29
JR武蔵野線「西国分寺」南口 JR中央線も乗り入れ バス(約5分):総合医療センター(府中メディカルプラザ)行き、西府駅行き 総合医療センター(府中メディカルプラザ)下車 徒歩14分
順天堂大学 心臓血管外科 主任教授、虎の門病院 循環器センター外科 特任部長
内科、血液内科、リウマチ膠原病科、外科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、歯科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科
東京都港区虎ノ門2丁目2-2
東京メトロ銀座線「虎ノ門」出口3 徒歩5分、東京メトロ日比谷線「霞ケ関」丸ノ内線、千代田線も利用可 徒歩8分
NTT東日本関東病院 循環器内科 部長
内科、消化器内科、循環器内科、腫瘍内科、血液内科、糖尿病・内分泌内科、高血圧・腎臓内科、感染症内科、精神科、呼吸器内科、緩和ケア内科、脳神経内科、脳血管内科、小児科、外科、乳腺外科、形成外科、脳神経外科、心臓血管外科、整形外科、呼吸器外科、歯科口腔外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、頭頸部外科、リウマチ膠原病科、放射線科、リハビリテーション科、救急科、麻酔科(ペインクリニック内科)、病理診断科
東京都品川区東五反田5丁目9-22
都営浅草線「五反田」 徒歩5分、JR山手線「五反田」東口より病院シャトルバスも運行あり 徒歩7分
綾瀬循環器病院 心臓血管外科 部長
綾瀬循環器病院 ー“断らない医療”をモットーに地域の命を守り続ける
東京都足立区の医療を支える綾瀬循環器病院による、心臓弁膜症・狭心症/心筋梗塞・不整脈・大動脈瘤の治療をテーマにした特集です。
心臓血管外科、麻酔科、循環器内科
東京都足立区谷中2丁目16-7
東京メトロ千代田線「北綾瀬」南改札口 徒歩3分
綾瀬循環器病院 循環器内科 部長/人工透析室長
綾瀬循環器病院 ー“断らない医療”をモットーに地域の命を守り続ける
東京都足立区の医療を支える綾瀬循環器病院による、心臓弁膜症・狭心症/心筋梗塞・不整脈・大動脈瘤の治療をテーマにした特集です。
心臓血管外科、麻酔科、循環器内科
東京都足立区谷中2丁目16-7
東京メトロ千代田線「北綾瀬」南改札口 徒歩3分
関連の医療相談が25件あります
急性心筋梗塞
お尋ねします 先日 家人を,目前で亡くしました 急性心筋梗塞でした 私は倒れて3~4秒位で現場にいたんですが、唖然として顔を見つめるだけで、何もできませんでした その後1分後位に口を3~4回位プープーと 目を3~4回位開け 次にお腹を膨らまかし、そのうち左腕で起きようとする仕草しました その後日ネツトで調べましら「死線期呼吸」の行為だそうです もし、心臓マッサジーを施していてば助かったしょうか お尋ねします その日、本人は倒れる1時間半ぐらい前に、寝とれば動悸がしないが立ち上がると動悸がすると言って起床し、病院に行くと言っていたそうです 食事も,何ら普段と変わり無く済ましたそうです 尚倒れる,5分ほど前に一言、二言、言葉を交わしています 尚 私は 人工呼吸、心臓マッサージの講習も実習も受けた事がありませんが悔やまれます その後直ぐに救急隊が 人工呼吸をしてくれましたが駄目でした 急性心筋梗塞でAEDは使えなかった状態だったです 今でも その場面が脳に焼き付き、何も出来なかった事の悔しさが募ってたまりません 尚 こんな場面で無知識の者が出来る延命処置は なかっでしょうか 重ねて お尋ねいたします 救急車は4~5分位できてくれ救急隊の1人の方が 今脈が止まりましたと告げられていました 敏速な対応をしたつもりですので諦めらめ切れません 尚 家人は毎年、健康診断は受け、1 カ月程前は 職場を変るため指定の病院にて健康診断をうけ、何れも異常が無かったそうです 本人50歳 男性、酒もタバコもしません 最後に前兆が無くても急性心筋梗塞は起きますか ストレスとの関係はありますか お尋ねします 宜しくお願いします
健康診断結果における心電図判定について
健康診断の結果にて心電図判定にて「要経過観察」の結果がでました。 所見として「Q波」という記載があったのですが、何が問題なのか不明でした。 付属の健康診断説明にも説明がなく、何を注意すればいいのでしょうか? 過去(3年前)の検査は洞徐脈、右軸偏位という所見もありました。
心臓の詰まりと首の絞めつけ感
7、8年程前から2、3ヶ月に一度位、心臓の動きが一瞬詰まったような感じになり、その後首がグッと絞められたように苦しくなり血の気が引きます。今のところ5秒ほどの出来事なので我慢出来ますが、これが長くなると倒れそうで心配です。2年程前に別の症状で心電図をとった時には異常はありませんでした。たまにしか起きないので受診するほどではないと思っていましたが心筋梗塞や血栓の詰まりなど何か病気が潜れていることは考えられますか?
呼吸時の胸の痛みについて(受診は必要か?何科に行けば良いか?教えてください)
昨夜からですが、呼吸時に胸の奥に痛みがあり、続いていて少々気になるので、何科を受診すべきか(あるいは放置しておさまったら医療機関にかかるほどでもないのか…)教えてください。 【場所】 左胸の奥(中?)のほう 【痛みの症状】 骨がこんがらがった(?)ような痛み。(刺すような、と表現するのもちょっと違うような…。) 呼吸に合わせてきゅっと痛くなるのですが、主に息を吸うときに痛い。 【いつから】 昨晩から現在まで。 過去にもこのような何とも言えない痛みが胸の周辺で発生することは稀にあって、 しかしいつもしばらくするとおさまるので特に気にしてきませんでした。 今回は症状がちょっと長く続いているので気になっています。
※医療相談は、月額432円(消費税込)で提供しております。有料会員登録で月に何度でも相談可能です。
「心筋梗塞」を登録すると、新着の情報をお知らせします