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インタビュー

公開日 : 2016 年 05 月 06 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

乳がん検診の流れ

京都府立医科大学放射線診断治療学講座講師
後藤 眞理子先生

現在、日本人女性がかかるがんの第一位は乳がんです。早期発見、治療を促すため各市町村では対策型の乳がん検診が行われています。対策型検診ではまずマンモグラフィ検査が行われ、要精査となった場合は、医療機関の受診が指導されます。医療機関では超音波検査、必要であれば生検が行われ、診断が確定します。日本における乳がん検診の流れについて、乳腺専門医である京都府立医科大学放射線診断治療学講座講師の後藤眞理子先生に説明をしていただきました。

乳がんとは

乳房には「脂肪」と「乳腺組織」があります。乳がんはこのうち乳腺組織から発生するがんです。乳がんの発生は細胞の遺伝子異常と大きくかかかわりがあり、また発生・進展ともに女性ホルモンに依存するタイプがあることが知られています。

乳腺組織は腺葉という単位からできています。腺葉は分泌物を産生する部分である小葉と、分泌物を運ぶ乳管で構成されています。乳がんの多くは乳管から発生し、乳管がんと呼ばれます。乳管がんよりは少ないですが、小葉から発生する乳がんもあり、小葉がんと呼ばれます。

2004年度からマンモグラフィ検診がスタート

日本では1年間に8万人以上(※)が乳がんを発症し、約1万3千人が死亡しています。乳がんを早期に発見するために、日本では1987年度から老人健康法に基づいて自治体や職場で問診および視触診による乳がん検診(対策型検診)が始まりました。2004年度からは健康増進法に基づいて40歳以上の女性に対し、視触診およびマンモグラフィ(乳房X線撮影検査)併用によるがん検診を2年に1回実施することが推奨されています。

国立研究開発法人国立がん研究センター 2015年のがん罹患数、死亡数予測

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京都府立医科大学放射線診断治療学講座講師

後藤 眞理子先生

放射線診断専門医、日本乳癌学会乳腺専門医、マンモグラフィ読影認定医。とくにMRI検査を多く手掛け、年間で乳房のMRIを500例ほど診断し、乳がんの早期発見に努めている。

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