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ワクチンの種類には何があるの? ~1分で分かる新型コロナワクチンの基本~

ワクチンの種類には何があるの? ~1分で分かる新型コロナワクチンの基本~
中野 貴司 先生

川崎医科大学 小児科学 教授

中野 貴司 先生

目次
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この新型コロナウイルス感染症に関する記事の最終更新は2021年03月26日です。最新の情報については、厚生労働省などのホームページをご参照ください。

日本においても医療従事者への先行接種や優先接種が開始されている新型コロナワクチン。この新型コロナワクチンは、遺伝子の仕組みを利用した新しい種類のワクチンであることが話題となっています。では、ワクチンにはどのような種類があり、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?

ワクチンの種類は、以下の表のように分類できます。

ワクチンの種類

mRNAワクチンウイルスベクターワクチンは、近年研究・開発が進んだ新しい仕組みのワクチンです。これまでに日本政府と供給契約を結んでいるファイザー社(米)、モデルナ社(米)、アストラゼネカ社(英)のワクチンのうち、ファイザー社、モデルナ社のものがmRNAワクチン、アストラゼネカ社のものがウイルスベクターワクチンです。

mRNAワクチンは、病原体の遺伝情報(mRNA)を体に入れることで、人の体内で病原体のたんぱく質が作られ、そのたんぱく質を体が病原体と認識することで免疫ができるワクチンです。このmRNAは実際のウイルスのものではなく、遺伝子組み換えで作られたものです。

ウイルスベクターワクチンは、アデノウイルスやレトロ/レンチウイルスなどに体の中で増えることができないなどの工夫をして、免疫をつけたい病原体の遺伝子を組み込んだものです。たとえば、新型コロナウイルスの遺伝子をアデノウイルスに組み込み体の中に入れると、あたかも新型コロナウイルスが体に入ったかのような反応が起こって免疫がつくのです。

mRNAワクチンとウイルスベクターワクチンは、いずれも病原体の遺伝情報を体内に入れるものです。しかし、卵子・精子を含めた人の遺伝情報に影響を与えることはなく、将来の子どもにウイルスの遺伝情報が受け継がれることもありません。また、数分~数日で分解されるものなので長期的に体内に残るものでもありません。

一口にワクチンと言っても、いろいろな種類があります。それぞれの特徴を理解し、必要な時期に必要なワクチンを接種することが大切です。

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