
大腸がんは、現在最も患者数が多いがんです(2023年部位別予測がん罹患数)。亡くなる方の数も、がんの中で上位となっています。
大腸がんは年齢を重ねるとともに発症リスクが増加します。この記事では、大腸がんの発症リスクが高まる年齢と受けるべき検査、気をつけるべき症状について解説します。
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大腸がんの罹患率は40代から増え始めます。また、死亡率は60代ごろより増え始めます。生活習慣を見直すことで、発症リスクを低下させることが可能です。
大腸がんの発症リスクは、年齢とともに高まることが知られています。
国立がん研究センターがまとめた情報によると、大腸がんと診断される患者は年間で15万人ほどいて、男性の方が多いといわれています。
「年齢階級別の罹患率」とは、その年代で一定の期間にどれだけの患者が新たに診断を受けたかを示す数値です。この数値をみることで、どの年代での発症が多いか、リスクが高まるのは何歳ごろかを推測することができます。
国立がん研究センターの「がん統計」によれば、大腸がんの罹患率は40歳ごろから増え始め、50代から80代にかけて大きく増加します。すなわち、大腸がんの発症リスクは40歳ごろから増加し始めるといえるでしょう。
また、死亡率については、60代から増加し始め、80代以上で大きく増加するとされています。
大腸がんの発症リスクを増加させる生活習慣としては、喫煙と飲酒が確実とされています。そのほか、肥満や高身長、加工肉の摂取なども発症リスクを増加させるといわれています。
これらの避けられるリスク因子を避け、適度な運動、食生活の改善に努めることで、大腸がんの発症リスクを低下させることができます。
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大腸がんの検査として、40歳以上を対象に各自治体で大腸がん検診が行われています。この検査で陽性となった場合は、精密検査を受けましょう。
大腸がん検診では、各自治体により便潜血検査が行われます。便潜血検査の対象者は40歳以上の男女とされており、年に1回の受診が推奨されています。40歳を過ぎたら、まずはこの検査を定期的に受けましょう。自治体が行っているため、実施方法などが異なる場合もあります。
便潜血検査では、便の中に目には見えない微量の血液が含まれていないかを調べます。がんやポリープがあると、その表面からわずかに出血することがあるため、それを検知することを目的としています。
この検査で陽性となった場合は、消化管のどこかで出血が生じていると考えられます。出血の原因は大腸がん以外にもさまざまな病気などが考えられますが、原因の特定のためにも精密検査を受けましょう。
便潜血検査で陽性となった場合は、精密検査を受けましょう。一般的には大腸内視鏡検査と呼ばれる、内視鏡を肛門から挿入して大腸の内部を観察する検査を行います。
この検査では、がんやポリープの有無、大きさ、場所などを確認するほか、疑わしい組織の一部を採取することもできます。採取した組織にがん細胞が含まれているかを調べることで、最終的な診断が行われます。
検査を行う場合は、前日の食事制限が必要になったり、下剤を服用する必要があったりするため、医療機関の指示に従いましょう。
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早期の大腸がんは自覚症状がほとんどありません。気になる症状がある場合は医療機関の受診を検討しましょう。
早期の大腸がんは、自覚症状がみられないことが一般的です。進行した場合には、血便、便が細くなる、腹痛やお腹の張りなどの症状がみられることがあります。大腸での出血が続くと、貧血を生じることもあります。
血便などは、大腸がん以外の病気で生じることもありますが、以下のような症状がみられる場合は、医療機関の受診を検討するとよいでしょう。
A.2021年の国立がん研究センターの統計データによると、30~35歳の罹患率は人口10万人あたり6.8人、35~39歳では19.4人です。40代以降と比較すると確率は低いですが、ゼロではありません。
大腸がん患者の若年化が進んでいるともいわれているため、生活習慣の改善など、予防に努めるとよいでしょう。
A.大腸がんの一部には、遺伝が関わるタイプ(家族性大腸ポリポーシス、リンチ症候群など)が存在します。大腸がん全体の中では頻度は高くなく、5%程度といわれています。
この記事では、大腸がんの罹患率・死亡率と年齢の関係、受けるべき検査、注意すべき症状について解説してきました。
大腸がんは、早期に発見し治療を行えば、良好な治療成績が期待できる病気です。生活習慣を改善して発症リスクを下げるよう努め、定期的な検査を受けることで、早期発見・早期治療ができるようにしましょう。
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