
大腸がんは食生活の欧米化にともなって増加しており、今や胃がんを抜いて死因の第2位になるとみられています。皆さんのまわりでも大腸がんになった人がいるのではないでしょうか。この記事では誰もが気になる大腸がんの基本的なことがらについて、産業医科大学第一外科教授の平田敬治先生にお話をうかがいました。
大腸がんは初期の段階ではあまり症状がありませんが、自覚症状として以下のような症状が起こることがあります。
大腸がんが進行している場合には腸閉塞を起こし、それにともなう嘔吐から大腸がんが見つかることもあります。また、大腸がんが肝臓や肺に転移して、そのがんが検査で先に見つかる場合もあります。
大腸は結腸と直腸に大きく分かれます。盲腸から始まり上の方(頭の方)に向かっている上行結腸、横に向かう横行結腸、下に向かう下行結腸、S字型に曲がっているS状結腸、そしてまっすぐ肛門に向かう直腸という順になります。
結腸にできる結腸がん、直腸にできる直腸がんのいずれも大腸がんと呼ばれます。がんができやすい場所は直腸とその手前のS状結腸で、この部分にできるがんは大腸がんの約70%を占めています。
大腸がんは近年増加傾向にあり、その主な原因は食生活の欧米化にあるといわれています。以下に当てはまる方は大腸がんになりやすい人とされています。
また、家族に大腸がんにかかった人がいる場合、検査をすると数%に大腸がんが見つかることがわかっており、何らかの遺伝的要因があると考えられています。
大腸がんにかかる人は50歳代から増え始め、年齢が高くなるほど多くなります。男女別では結腸がん・直腸がんのいずれも男性の方が多い傾向がありますが、以前に比べその差は小さくなっています。
(出典:「地域がん登録全国推計によるがん罹患データ」)
※人口10万人あたりの罹患数(カッコ内は罹患率)
2013年のがん死亡者数を部位別に見ると、男性では1位、女性では3位、男女合わせた順位でも3位が大腸がんになっています。しかし2015年のがん統計予測では、男女合計の順位で胃がんを抜いて大腸がんが2位になるとみられています。
2003〜2005年に大腸がんと診断された人の5年相対生存率は結腸がんが72.2%、直腸がんが67.3%で、大腸がん全体では70.3%となっています。
産業医科大学 医学部第一外科学 教授 、産業医科大学病院 消化器・内分泌外科 診療科長
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大森赤十字病院 外科(下部消化管)部長
大森赤十字病院―大田区・品川区においていのちと健康、尊厳を守るがん診療を提供する
東京都大田区・品川区の医療を支える大森赤十字病院による大腸がん・胃がんの治療をテーマにした特集です。
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