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糖尿病と認知症の関係
糖尿病の患者さんは認知症になりやすい糖尿病の患者さんは、そうでない人よりも2-4倍ほど認知症になる確率が高くなると言われています。NPO法人西東京臨床糖尿病研究会の調査では、65歳以上の糖尿病で...
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糖尿病と認知症の関係

公開日 2015 年 03 月 08 日 | 更新日 2017 年 05 月 07 日

糖尿病と認知症の関係
植木 彬夫 先生

東京医科大学名誉教授

植木 彬夫 先生

貴田岡 正史 先生

イムス三芳総合病院 内分泌内分泌(甲状腺)・代謝(糖尿病)センター長

貴田岡 正史 [監修]

菅野 一男 先生

医療法人社団桜一会かんの内科院長

菅野 一男 [監修]

糖尿病の患者さんは認知症になりやすい

糖尿病の患者さんは、そうでない人よりも2-4倍ほど認知症になる確率が高くなると言われています。NPO法人西東京臨床糖尿病研究会の調査では、65歳以上の糖尿病で受診中の患者さんのおよそ10人に1人が認知症であると考えられています。また、認知症で受診中の患者さんのおよそ5人に1人が糖尿病であると考えられています。

従来から、脳血管障害の後遺症としての認知症と糖尿病との関連が指摘されていました。脳血管障害は脳の出血や血流が悪くなることによって引き起こされます。糖尿病では大小様々な血管障害を起こすため、認知症になりやすいと考えられます。

アルツハイマー型認知症と糖尿病の関係

最近ではアルツハイマー型認知症と糖尿病との関連が注目されてきています。なぜ糖尿病でアルツハイマー型認知症になりやすくなるのかについてはまだよくわかっていませんが、次のような仮説があります。アルツハイマー型認知症の原因となる物質であるアミロイドβは、インスリン分解酵素が分解していると言われています。糖尿病で高インスリン血症が存在するとインスリン分解酵素が消費され、アミロイドβを分解できなくなります。それによりアミロイドβが蓄積し、アルツハイマー型認知症が進行すると考えられているのです。

高血糖でも低血糖でも認知症になりやすくなる

高血糖状態が続くことにより認知機能が悪くなることが、様々な研究により明らかになりつつあります。また、低血糖発作も認知症のリスクになると言われています。特に入院するほど重篤な低血糖を引き起こした場合では、その回数に比例して認知症になるリスクが上がるという報告もあります。また、血糖値の日内変動も認知症のリスクであると言われています。

食事療法や運動療法を通じて血糖コントロールをして、糖尿病はもちろん、そのほかの生活習慣病を防ぐこと。それが、認知症の予防にとって大切だと言えそうです。

糖尿病治療多摩懇話会代表世話人などを通し、多摩地域における糖尿病診療のレベルアップに貢献している。糖尿病性神経障害、肥満などを臨床研究のテーマとしており、わかりやすい患者教育を心がけている。

北多摩地域の中核病院である公立昭和病院の内分泌・代謝内科部長として地域に根差した糖尿病治療を実践。加えて、NPO法人西東京臨床糖尿病研究会理事長として、糖尿病治療情報の共有および治療標準化を目指して、専門医、開業医間のネットワークを構築、専門的知識を持つ人材の育成等の活動を行っている。

2008年4月1日に、三鷹駅南口に、糖尿病・内分泌疾患・内科専門の「かんの内科」を開設。東京医科歯科大学、武蔵野赤十字病院、糖尿病学会、内分泌学会などでの診療・活動を通じて培った経験を、糖尿病・高血圧症・高脂血症・甲状腺疾患・動脈硬化症(脳梗塞、狭心症・心筋梗塞、足壊疽)などで苦しんでいる患者さんの診療に役立てており、メタボリックシンドロームなどで明らかな症状のない方の動脈硬化を進ませないようにするためのアプローチにも重点をおいている。食事療法、運動療法を駆使し、必要に応じて最適な薬の選択を行い、元気に長く豊かな人生を楽しむためのサポートをするために経験豊富な専門医、専門看護師、管理栄養士、運動トレーナー、フットケア専門家が一体となっている。
内分泌専門医として、甲状腺疾患、下垂体・副腎疾患(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、先端巨大症、プロラクチノーマ、尿崩症など)の診断・治療を行う。

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