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連載特集

女性の8割が「隠れ我慢」? ―1万人調査で見えたその理由と背景

公開日

2021年09月01日

更新日

2021年09月01日

更新履歴
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2021年09月01日

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1893年の創業以来、日本の漢方の沿革を先導してきた株式会社ツムラ。初めて手掛けたのは「血の道症*」などを改善する婦人薬であり、現在に至るまで女性に寄り添う漢方薬をつくり続けてきました。同社は2021年1月、全国の20〜50歳代の⼥性1万⼈を対象に「隠れ我慢」の実態を調査。その結果、およそ8割の女性が不調を我慢して仕事や家事をこなしていることが分かりました。不調を感じても我慢してしまうのはなぜか、その背景にあるものとは――。「一人で我慢しないでほしい」と話すツムラ代表取締役社長CEO加藤照和氏に、調査結果から見えてきたことを聞きました。

*血の道症:月経・妊娠・出産など女性のホルモンの変動に伴って現れる心身の症状

調査で分かった「隠れ我慢」の実態

ツムラは全国の女性(20〜50歳代)1万人を対象に「隠れ我慢」の実態を調査しました。当調査を通じて、およそ8割の女性が不調を我慢して仕事や家事をこなしていることが分かったのです。

MN作成 不調を感じても我慢するか

感じても我慢する不調の内容(複数回答)としては▽疲れ・だるさ(23.8%)▽イライラ感(16.2%)▽不安感(15.6%)▽PMS(月経前症候群)(13.7%)▽寝つきにくい・目覚めが悪い・眠りが浅い・不眠(11.6%)▽冷え(11.3%)▽頭痛(11.2%)▽生理痛・生理不順・生理前後の腹痛(11%)▽言葉にしにくい不調(10.9%)▽便秘(10.7%)――が挙げられました。

MN作成 我慢する不調TOP10

なぜ不調を我慢してしまうのか?

⼼⾝の不調があってもいつもどおり家事や仕事を行う女性(20〜50歳代1000人)を対象に、不調を感じても我慢してしまう理由(複数回答)を聞いたところ、もっとも多かったのが「休むと仕事や家事などに支障が出るから」というものでした(50.1%)。続けて、「我慢できるから(43.8%)」「病気ではなく休むほどではないと思っているから(42.2%)」という声も多く見られます。

MN作成 我慢していつもどおりに過ごす理由

さらに、「周りに負担をかけたくない、周りの仕事を増やしたくない(31.9%)」「周りに心配をかけたくない(27.2%)」「周りに相談しても分かってもらえない気がする(26.4%)」という理由も見られ、周囲との関係の中で葛藤する方が多いことも分かりました。

我慢して後悔する人は多い

そのようななかで、不調を我慢して体調を悪化させた経験のある方は61.4%、不調を我慢して後悔した経験のある方は53.4%もいます。

実際にどのようなことが起こったかというと▽我慢して仕事をしたがめどがついた途端に高熱を出して、結果1週間休む羽目になった▽いつもの生理痛と思い腹痛を我慢したが、病院を受診したら急性胃腸炎になっていたことが発覚した▽痛みを我慢したが限界がきてしまい倒れて救急車を呼ぶことになった▽更年期のイライラや体調不良を我慢して大きなストレスがたまり、常に不機嫌そうな顔をして家族を不快にさせた――というエピソードが挙がりました。

当社購入素材

半分以上の人が周りに相談できずにいる

隠れ我慢について周囲に相談するかについては「よく相談する」は7.1%と少ないです。「たまに相談する」(40.0%)を加えても、誰かに相談する女性は半数もいません。

では、相談相手はどのような人でしょうか。もっとも多いのが「プライベートの友人」(43.1%)で、「母親」(40.1%)、母親・姉妹以外の「その他の家族」(32.7%)と続きます。「かかりつけ医」に相談する方は6.6%とほとんどいませんでした。

MN作成 隠れ我慢の相談先

一人で不調を抱え込まないで

当調査によって、とても多くの女性が心身の不調を我慢して日々を過ごされていること、さらに周囲に相談できずにいる方も少なくないことが分かりました。もちろん、我慢することが一概に悪いわけではないでしょう。しかし、我慢している中には専門家への相談によって解決できるものがあるかもしれません。

「こんなことでクリニックに行ってよいのか」と悩まずに、かかりつけ医がいればその方に、いなければ話しやすいと感じる医療関係者に相談してみてください。たとえば、冷え症があるとさまざまな不調が出やすくなりますので、軽視せずに相談しましょう。適切にケアすることで日々の生活が格段に改善するかもしれません。

そのほか医師へ相談しても原因が分からない、相談するまでの症状なのかが判断できず、言葉にしにくい不調がある場合は、漢方に詳しい医師への相談をおすすめします。最近はオンライン予約・診療の整備が進んでおり、仕事や育児などで忙しい方がクリニックを訪問するハードルは徐々に下がっています。

ツムラは今回の調査結果を基に、女性が困っている不調や悩みを解決できるよう漢方治療へのアクセスを改善し、心理的ハードルを下げる施策を進めていきます。

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