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インタビュー

胆嚢がんを早期発見ー超音波検査(エコー)が鍵となる

胆嚢がんを早期発見ー超音波検査(エコー)が鍵となる
渡邊 五朗 先生

国際医療福祉大学 教授、東京大学 医学部肝胆膵・移植外科 非常勤講師

渡邊 五朗 先生

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この記事の最終更新は2015年08月15日です。

胆嚢がんは手遅れになると命にかかわる病気ですが、早期のうちに発見できれば手術によってほぼ完治することができます。また、がんが小さいうちに手術することができれば、患者さんの身体の負担が少なく回復も早いので、短期間の入院で日常生活に戻ることができます。

その早期発見の鍵は、人間ドックでもおなじみの超音波検査(エコー)でした。皆さんも受けたことがあるのではないでしょうか。
外科医としてだけでなく、超音波検査のエキスパートとしても長年胆道がんに関わってこられた山王病院 一般・消化器外科の渡邊五朗先生に、早期発見のポイントをお聞きしました。

早期発見が重要である反面、症状が出ないために気づきにくい―この点で不安に思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、日本では症状のない早期のうちに胆嚢がんを発見できるケースがかなり多いのです。それはなぜでしょうか。

大きな理由として、人間ドックや定期健康診断などで超音波検査(エコー)が普及していることが挙げられます。検査可能な施設が多数存在すること、そして定期的な検査で症状がないうちに発見することができるという点で非常に有効な検査であるといえます。

超音波検査は超音波の反射を利用して対象物を画像化する仕組みになっています。腹部エコーの場合であれば、プローブ(探触子)と呼ばれる器具でお腹の表面をなぞっていくだけで内臓の状態をくわしく調べることができます。検査で使われる超音波は人体に無害で、痛みもなく安全な検査です。

人間ドックなどで行われる検診では、超音波検査を受けた人の5、6人にひとりの割合で胆嚢ポリープが見つかっています。このポリープの大きさや形状の変化に注意を払いながら定期的に経過観察を続けることで、がんが疑われる場合にも適切な治療を受けることができます。

コレステロールポリープ
コレステロールポリープ

また、胆石であれ腫瘍であれ、胆管が詰まって胆汁の流れが悪くなっていれば超音波検査で胆管が拡張している様子を容易にとらえることができます。

しかし残念なことに、検診の結果、再検査や定期的な経過観察が必要とされた方たちのなかで、検査を受けずにそれっきりになってしまう方がかなり多いという現実があります。
仕事の忙しさや悪い結果が出ることへの不安など、さまざまな理由で足が遠のいてしまっているのかもしれません。

超音波検査は日常的な検診のなかでも受ける機会の多い検査ですので、ぜひ積極的に検査を受けていただき、要再検査の結果が出た場合は先延ばしせず医療機関を受診することを強くおすすめします。

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  • 国際医療福祉大学 教授、東京大学 医学部肝胆膵・移植外科 非常勤講師

    渡邊 五朗 先生

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